いったん 意味
- 【一箪】
食べ物を入れる一個の竹製の器。
――の食(シ)一瓢(イツピヨウ)の飲(イン)
〔論語(雍也)〕
粗末な少量の飲食物。清貧に甘んじること。
- 【一旦】
〔「旦」は朝の意〕
※一※ (副)
(1)一時的に。ひとまず。
「―家へ帰って出直す」「道は―海辺に出てまた山に入る」
(2)ひとたび。一度。
「―は廃業も考えた」「―決定した方針は変更できない」
(3)仮定の条件を提示する。もし…となれば。
「―泣き出したらなかなか泣きやまない」
※二※ (名)
ひと朝。また,短い時間。
「人の世間の栄花は只―の夢幻の如し/今昔 17」
――緩急(カンキユウ)あれば
〔史記(袁盎伝)〕
ひとたび緊急事が起こったならば。
「―義勇公に奉じ(「教育勅語」の一節)」
- 【一端】
(1)一方のはし。かたはし。
「ロープの―をにぎる」
(2)全体の一部分。
「思いの―を述べる」
- いったんじ 【一弾指】 ⇒いちだんし(一弾指)
- いっちょう-いったん イツチヤウ― [0] 【一長一短】 長所もあり同時に短所もあること。「いずれも―あって,甲乙つけ難い」
- いっちょういったん 【一長一短】 長所もあり同時に短所もあること。 「いずれも―あって,甲乙つけ難い」
- いっ-たん [0] 【一旦】 (「旦」は朝の意) ■一■ (副) (1) 一時的に。ひとまず。「―家へ帰って出直す」「道は―海辺に出てまた山に入る」 (2) ひとたび。一度。「―は廃業も考えた」「―決定した方針は変更できない」 (3) 仮定の条件を提示する。もし…となれば。「―泣き出したらなかなか泣きやまない」 ■二■ (名) ひと朝。また,短い時間。「人の世間の栄花は只―の夢幻の如し/今
- ああいった ああした
- あいった 【阿逸多】 〔梵 Ajita〕 (1)十六羅漢の一。阿氏多。 (2)弥勒菩薩(ミロクボサツ)の異名。
- いったい 【一体】 ※一※ (名) (1)一つのからだ。また,一つのからだのように一つのもので分けられないこと。 「夫婦―」「渾然(コンゼン)―」「三位(サンミ)―」「表裏―」 (2)仏像や彫像などの数え方で,一つ。 →体 (3)ある様式。一つの様式・体裁。 「漢字の―」 (4)全般。全体。総体。副詞的にも用いる。 「世間―から馬鹿にされて/にごりえ(一葉)」 →一体に ※二※ (
- いったいか 【一体化】 別々のものが一つにまとまること。 「官民―」
- いったいに 【一体に】 全体に。全般的に。総じて。 「昨夏は―寒かった」
- いったい-いち [3] - [2] 【一対一】 いちたいいち
- いったい-か ―クワ [0] 【一体化】 (名)スル 別々のものが一つにまとまること。「官民―」
- いったい-に [0] 【一体に】 (副) 全体に。全般的に。総じて。「昨夏は―寒かった」
- そういった そういうような。 「競馬とか競輪とか,―賭け事はやらない」
- そう-いった [0] (連体) そういうような。「競馬とか競輪とか,―賭け事はやらない」
- といった 【と言った】 (1)例としてとりあげる場合に用いる。…というような。 「休みをとって旅行に行く―余裕はない」「これ―不満もない」 (2)二つ以上の事柄を例として対等に並べる場合に用いる。…など。…のような。 「彼には絵画や音楽―芸術的な才能がある」
例文
- お手伝いしましょうかっていったんです。
- いったんしたことは元どおりにならない。
- いったん始めたら、やり続けてください。
- 彼女はいったん話し始めると止めどがない。
- だからこそ、車で行くなといったんですよ。
- いったん酔っぱらうと彼は行儀がよくない。
- いったん知り合えば、とても親切な人です。
- だから車で行くなといったんですよ。
- いったん悪い癖がつくと、なおすのは難しい。
- わしのメガネはどこにいったんだ?