いで-まし 意味
読み方:
意味携帯版
- 【出で座し】
天皇のお出かけ。行幸(ギヨウコウ)。「天皇(スメロキ)の神の御子の―の/万葉 230」
- いでまし 【出で座し】 天皇のお出かけ。行幸(ギヨウコウ)。 「天皇(スメロキ)の神の御子の―の/万葉 230」
- いでまし-どころ 【出で座し処】 天皇の行幸になる所。
- いでまし-の-みや 【出で座しの宮】 行幸の際の仮の住居。行宮(アングウ)。
- いでましどころ 【出で座し処】 天皇の行幸になる所。
- いでましのみや 【出で座しの宮】 行幸の際の仮の住居。行宮(アングウ)。
- いで 【井手】 田に水を引き入れるため,川の流れをせき止めてある所。井堰(イセキ)。 「瀬を速み―越す波の/万葉 1108」 ; 【井手】 京都府綴喜(ツヅキ)郡の町。玉川が東西に流れる。ヤマブキの名所。橘諸兄(モロエ)の別邸があった。((歌枕))「かはづなく―の山吹ちりにけり花のさかりにあはまし物を/古今(春下)」 ; (1)誘いかけたり,促したりする時の呼び掛けの語。さあ。 「
- いで-いで (感) (「いで」を重ねた語) さあさあ。どれどれ。いやはや。「いで,このたびは負けにけり。隅のところどころ,―/源氏(空蝉)」
- まし 【猿】 サル。ましら。 「―,行け行け/狂言・靭猿(虎寛本)」 ; 【汝】 〔「いまし」の転〕 二人称。同等またはそれ以下の相手に用いられる。おまえ。 「―は,え知らじ/宇津保(俊蔭)」 ; 【麻糸】 麻の繊維からとった糸。あさいと。 ; 【麻紙】 麻布または麻の繊維を漉(ス)いて作った紙。古代,貴重な紙とされ,写経や重要文書に用いられた。 ; 【増し】 ※
- いでいで 〔「いで」を重ねた語〕 さあさあ。どれどれ。いやはや。 「いで,このたびは負けにけり。隅のところどころ,―/源氏(空蝉)」
- おいで-おいで [6] 【御出で御出で】 手招き。子供などを呼ぶときにする動作をいう。「―をする」
- いでい 【出居】 (1)家の中の,庭に近い所へ出て座ること。 「殊に端近なる―などせぬを/源氏(薄雲)」 (2)寝殿造りで,寝殿と中門廊の間や,寝殿の庇(ヒサシ)の間や,二棟廊に設けられた接客のための部屋。主人の居間としても用いられた。いでいどの。いでいのざ。 (3)朝廷で,射儀・相撲の儀式などに際して庭上に設けられる臨時の座。いでいのざ。
- いでく 【出で来】 (1)出て,ここに来る。 「大君の命かしこみ―・来れば/万葉 4358」 (2)現れる。 「象―・きてその山をこしつ/宇津保(俊蔭)」 (3)発生する。生まれる。 「国高安の郡に,いきかよふ所―・きにけり/伊勢 23」 (4)出くわす。巡り合う。 「風も吹かずよき日―・きて漕ぎゆく/土左」 (5)可能である。うまくできる。 「もし能よく―・れば,勝つ事は治定ある
- いでや 〔「いで」を強めていう語〕 いやもう。いや,ほんとに。 「―,さいふとも田舎びたらむは/源氏(若紫)」
- いでゆ 【出で湯】 温泉。 「―の町」
- いでわ 【出羽】 ⇒でわ(出羽)