いとのくに 意味
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意味
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- 【伊都国】
三世紀頃,北九州,現在の福岡県糸島郡地方にあった国。「魏志倭人伝」に,帯方郡使が駐在し,また一大率が常置され,邪馬台国以北の諸国の検察にあたったという。いと。
- いとのくつ 【糸の鞋】 ⇒しがい(糸鞋)
- ひのもとのくに 【日の本の国】 「日の本」に同じ。 「―に忍辱(ニンニク)の父母あり/宇津保(俊蔭)」
- ことのくみ 【琴の組】 箏曲の曲種名。箏の組歌のこと。箏の弾き歌いの曲で,数個の歌を組み合わせて一曲とする。八橋検校の「十三組」が有名。
- ひとのくち 【人の口】 世間のうわさ。 「―がうるさい」 ――には戸が立てられない 世間のうわさや評判は防ぎようがない。
- きのくに 【紀国】 〔木の国の意〕 「紀伊国(キイノクニ)」の古称。
- きのくにや 【紀伊国屋】 歌舞伎俳優,沢村宗十郎一門の屋号。
- きのくに-や 【紀伊国屋】 歌舞伎俳優,沢村宗十郎一門の屋号。
- こしのくに 【越の国】 北陸道の古名。越前・越中・越後の総称。越(コシ)。越の道。越路。
- そのくに 【襲の国】 古代の九州南部の地名。記紀伝説の熊襲(クマソ)が居住した地の一部で,現在の鹿児島県曾於(ソオ)郡あたりの地と考えられる。
- つのくに 【津の国】 摂津(セツツ)国の古名。((歌枕))
- つのくにの 【津の国の】 摂津国の地名から,「浪華(ナニワ)」「長洲(ナガス)」「昆野(コヤ)」「長柄(ナガラ)」「御津(ミツ)」などと同音の語にかかる。 「―何は思はず/古今(恋四)」「―ながすと見えて袖ぞくちぬる/拾遺(恋一)」「―見つとないひそ/新勅撰(恋五)」
- つのくに-の 【津の国の】 (枕詞) 摂津国の地名から,「浪華(ナニワ)」「長洲(ナガス)」「昆野(コヤ)」「長柄(ナガラ)」「御津(ミツ)」などと同音の語にかかる。「―何は思はず/古今(恋四)」「―ながすと見えて袖ぞくちぬる/拾遺(恋一)」「―見つとないひそ/新勅撰(恋五)」
- とおのくに 【遠の国】 遠い所の国。遠国。 「家人は待ち恋ふらむに―いまだも着かず/万葉 3688」 →遠つ国
- なのくに 【奴国】 弥生中・後期,福岡県博多地方にあった小国。「後漢書(東夷伝)」倭(ワ)の条に,紀元57年に倭の奴国が朝貢し光武帝から印綬を授けられたことがみえ,福岡県志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印がこれにあたると推定されている。また「三国志(魏書・東夷伝)」倭の条に,邪馬台国支配下の一国として奴国がみえる。「日本書紀(仲哀)」の儺県(ナノアガタ)(福岡市博多区)に相当するものと思われる。な