いなむし-おくり 意味
読み方:
意味
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【稲虫送り】
虫送り
- いなむしおくり 【稲虫送り】 ⇒虫送(ムシオク)り
- いなむし 【稲虫・蝗】 (1)稲の害虫の総称。 (2)イナゴ。
- いなむしろ 【稲筵】 ※一※ (名) (1)稲の藁(ワラ)で編んだむしろ。 「玉桙(タマホコ)の道行き疲れ―しきても君を見むよしもがも/万葉 2643」 (2)一面に稲の実ったさまをむしろに見立てていう語。﹝季﹞秋。 「小山田に風の吹きしく―夜なく鹿のふしどなりけり/続後拾遺(秋上)」 ※二※ (枕詞) 「川」にかかる。かかり方未詳。 「―川副楊(カワソイヤナギ)水行けば/日本書紀(顕宗)
- むしおくり 【虫送り】 稲田につく害虫を追い払うための儀礼。夜,里人がそろって松明(タイマツ)を焚(タ)き鐘を鳴らしてはやし立てながらあぜ道を巡り,川または村境まで虫を送って捨てる。稲虫送り。﹝季﹞秋。 →実盛(サネモリ)送り
- むし-おくり [3] 【虫送り】 稲田につく害虫を追い払うための儀礼。夜,里人がそろって松明(タイマツ)を焚(タ)き鐘を鳴らしてはやし立てながらあぜ道を巡り,川または村境まで虫を送って捨てる。稲虫送り。 [季] 秋。 実盛送り
- いなむ 【居並む】 居並ぶ。 「藤壺の塀のもとより登花殿の前まで―・みたるに/枕草子 129」 ; 【否む・辞む】 〔「いなぶ」の転〕 ※一※ (動マ五[四]) (1)嫌だと言う。断る。辞退する。 「協力を―・むことはできない」 (2)否定する。《否》「事実であることは―・みがたい」「修正すべき理智の存在を―・みはしない/侏儒の言葉(竜之介)」 ‖可能‖ いなめる ※二※ (動
- なむし 【菜虫】 大根・かぶ・白菜などが葉を広げ始めた時期に,その葉を食い荒らす虫の総称。﹝季﹞秋。
- いなむら 【稲村】 姓氏の一。 ; 【稲叢】 刈り取った稲を積み重ねたもの。
- さいなむ 【苛む・嘖む】 〔「さきなむ」の転〕 (1)苦しめる。いじめる。 「後悔の念に―・まれる」「せめ―・む」「切り―・む」 (2)きびしくとがめる。また,しかる。 「馬の命婦をも―・みて/枕草子 9」
- はなむしろ 【花筵・花蓆】 (1)「花茣蓙(ハナゴザ)」に同じ。 (2)花見のとき地面に敷く筵。花見筵。﹝季﹞春。 (3)草花が一面に咲きそろっているさまや,花びらが一面に散り敷いているさまを筵にたとえていう語。﹝季﹞春。《うき草を吹き集めてや―/蕪村》
- ふなむし 【船虫】 (1)甲殻綱等脚目に属する節足動物。体長約4センチメートル。体は小判形でかたい甲におおわれ,第二触角と尾部のひげが長い。胸部の付属肢が発達し,移動が素早い。世界中の海岸に分布し,岩石の下などに群れをなすが,海水中では生存できない。近縁種のヒメフナクイムシを含めることもある。﹝季﹞夏。 (2)フナクイムシの異名。
- よなむし 【米虫】 「穀象(コクゾウ)虫」の異名。[和名抄]
- いな-むし [2] 【稲虫・蝗】 (1) 稲の害虫の総称。 (2) イナゴ。
- いなむら-が-さき 【稲村ヶ崎】 鎌倉市,由比ヶ浜と七里ヶ浜との間にある懸崖。新田義貞が鎌倉攻めの際,太刀を海中に投じて,干潮を竜神に祈って攻め入った所。
- きりさいなむ 【切り苛む・斬り苛む】 むごたらしく切る。 「身を―・まれる思い」