(はれものがつぶれて膿が)したたる 意味
関連用語
はれもの: 【腫れ物】 皮膚の一部が,炎症などを起こして腫れたもの。できもの。おでき。 「首に―ができる」 ――に触(サワ)るよう 機嫌を損じやすい人に恐る恐る接するさま。 「―に扱う」
あぶれもの: 【溢れ者】 (1)日雇いなどで,その日の仕事にありつけなかった人。 (2)無法者。ならずもの。 「今はさやうなる―出で来まじげなる世にこそ/狭衣 4」 (3)社会から脱落して放浪し,徒党をなすもの。悪党。 「―の不敵武者に跳り合て,命失て何かせん/太平記 6」
ろくがつぶれい: 【六月無礼】 陰暦六月は酷暑の時候なので,服装などを略式にしていても,その無礼をとがめないこと。 「―とて紐とかせ給ひ/平家(二・長門本)」
面子がつぶれる: つまらなくなる; がっかりする; 恥をかく
したたる: 【滴る】 〔近世初め頃まで「しただる」〕 (1)液体がしずくとなって落ちる。垂れる。 「岩の割れ目から―・る水」「汗が―・り落ちる」 (2)みずみずしさなどがあふれるばかりである。 「緑―・る若葉の候」 〔「滴(シタ)つ」に対する自動詞〕 ︱慣用︱ 水の―よう
したたるい: 【舌たるい】 〔近世以降の語〕 (1)物の言いようが甘えたようである。また,態度がべたべたしている。 「益々寄添ひつつ,―・いまでに語(コトバ)を和げて/金色夜叉(紅葉)」 (2)物の言い方がくどくどしている。したるし。 「―・い愚痴沢山な自惚やら楽屋落やら列べれば/社会百面相(魯庵)」
緑したたる: 青々とした
ものがたる: 【物語る】 (1)あるまとまった話をする。まとまりのある内容を話す。 「昔のことを―・る」 (2)ある事実がある意味を示す。表す。 「苦労を―・る顔のしわ」 (3)語る。話をかわす。 「男が…他の船員と何事か―・りつつあつた/馬上の友(独歩)」 ‖可能‖ ものがたれる
はれて: 【晴れて】 だれにはばかることなく,公然と。正式に。 「―二人は結婚する」
したたか-もの: [0] 【強か者】 (1) こちらの思うようにたやすく扱えない人。一筋縄でいかない者。手ごわい者。「彼は見かけと違ってなかなかの―だ」 (2) 力が強く,勇ましい者。剛の者。「上総守が童(ワラワ)次郎丸といふ―,おしならべひつくんで,どうどおつ/平家 4」
しみ-したたる・し: 【しみ舌たるし】 (形ク) (「しみ」は接頭語) しつこく,いやらしい。ねちねちしている。「其の行き方に猶泥(ナズ)むと,―・う取廻せば/浄瑠璃・宵庚申(上)」
水もしたたる: 水も滴る
つぶれ: 【潰れ】 (1)すりへること。 「やすりの目の―」 (2)むだになること。 「折角の日曜も此頃は―で御座います/酒中日記(独歩)」 (3)用をなさなくなること。 (4)滅びること。
したたかもの: 【強か者】 (1)こちらの思うようにたやすく扱えない人。一筋縄でいかない者。手ごわい者。 「彼は見かけと違ってなかなかの―だ」 (2)力が強く,勇ましい者。剛の者。 「上総守が童(ワラワ)次郎丸といふ―,おしならべひつくんで,どうどおつ/平家 4」
しみしたたるし: 【しみ舌たるし】 〔「しみ」は接頭語〕 しつこく,いやらしい。ねちねちしている。 「其の行き方に猶泥(ナズ)むと,―・う取廻せば/浄瑠璃・宵庚申(上)」