あえ・す 意味

発音を聞く:
  • アヘス
    【饗へす】
    (動サ変)
    「あう(饗)」に同じ。「群臣を聚(ツド)へて,大臣の家に―・す/日本書紀(舒明訓)」

関連用語

        す-あえ:    ―アヘ [0] [2] 【酢和え・酢韲え】 魚・野菜などを酢であえること。また,そのあえ物。「貝の―」
        あえ:    【和え・韲え】 あえること。名詞に付いて,複合語をつくる。 「―物」「胡麻―」 ; 【饗】 御馳走(ゴチソウ)。饗応(キヨウオウ)。もてなし。 「装せしむること―せし時の如くして/日本書紀(雄略訓)」
        あえか:    美しくかよわげなさま。はかなげなさま。 「―な花」「―な希望」「世の人に似ず―に見え給ひしも/源氏(夕顔)」
        あえぎ:    【喘ぎ】 (1)あえぐこと。また,その息。 「―声」 (2)喘息(ゼンソク)の古名。
        あえぐ:    【喘ぐ】 (1)苦しそうに息をする。息を切らす。 「―・ぎ,―・ぎ登る」 (2)不調に苦しむ。うまくいかず悩む。 「不況に―・ぐ」 〔上代・平安時代は「あへく」〕
        あえす:    【零す】 血・汗などをしたたらす。 「社壇に血を―・さんも,神慮の恐れあり/義経記 2」 ; 【饗へす】 「あう(饗)」に同じ。 「群臣を聚(ツド)へて,大臣の家に―・す/日本書紀(舒明訓)」
        あえず:    【敢えず】 〔動詞「敢(ア)ふ」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの〕 完全には…できない。…しきれない。 「取る物も取り―」「言ひも―顔をば袖に摺付ける/多情多恨(紅葉)」 〔主に和文に用いられた語〕
        あえて:    【敢えて】 (1)(しなくてもよいことを)強いてするさま。わざわざ。無理に。 「―危険をおかす」「―苦言を呈する」 (2)(下に打ち消しの語を伴って) 〔漢文訓読に由来する語法〕 (ア)とりたてて。特に。別に。 「―驚くに足りない」(イ)まったく。少しも。「―凶事なかりけるとなん/徒然 206」
        あえば:    【饗庭】 姓氏の一。
        あえる:    【和える・韲える】 (1)野菜・魚介などを,酢・味噌・胡麻(ゴマ)などとまぜる。 「酢みそで―・える」 (2)まぜっかえす。ごちゃごちゃにする。 「長五郎さんの力持で,大事の帳合を―・へられた/歌舞伎・隅田春」
        あえん:    【亜鉛】 〔zinc〕 亜鉛族元素の一。元素記号 Zn 原子番号三〇。原子量六五・三九。閃(セン)亜鉛鉱などとして存在。青みを帯びた銀白色の固体金属。常温ではもろいが,摂氏一〇〇~一五〇度では展性・延性を増す。電極,めっき材料,黄銅などの合金材料にする。また,必須微量元素の一つで,不足すると成長遅滞・皮膚障害・味覚異常などが起こる。ジンク。
        あえ・ぐ:    アヘグ [2] 【喘ぐ】 (動ガ五 [四] ) (1) 苦しそうに息をする。息を切らす。「―・ぎ,―・ぎ登る」 (2) 不調に苦しむ。うまくいかず悩む。「不況に―・ぐ」 (上代・平安時代は「あへく」)
        あえ物:    和え物; 和物; 韲え物; 料理; 上品なもの; 材料がいい; 韲物
        あえ-か:     [1] (形動) [文] ナリ 美しくかよわげなさま。はかなげなさま。「―な花」「―な希望」「世の人に似ず―に見え給ひしも/源氏(夕顔)」
        あえ-ず:    アヘ― 【敢えず】 (連語) (動詞「敢(ア)ふ」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの) 完全には…できない。…しきれない。「取る物も取り―」「言ひも―顔をば袖に摺付ける/多情多恨(紅葉)」 (主に和文に用いられた語)

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