あお-ず・む 意味
- アヲ― [3]
【青ずむ】
(動マ五[四])
青みを帯びる。「―・んだ冬の空/武蔵野(独歩)」
関連用語
あお-ず: アヲ― [0] 【青酢】 ゆでた青菜を裏ごししていれた酢。
あお・む: アヲム 【青む】 (動マ四) (1) 青みを帯びる。顔色が青ざめる。「いといたく,痩せ痩せに―・みて/源氏(若菜下)」 (2) 植物が青々と茂る。「おのづから垣根の草も―・むなり/風雅(冬)」
かた-ず・む: 【偏む】 (動マ四) 一方に寄る。かたよる。「器量のよいのが情人(イロオトコ)と定まつたら,広い世界が―・むわいなあ/歌舞伎・八幡祭」 (「ずむ」の仮名遣い未詳)
きき-ず・む: [3] 【聞(き)済む】 (動マ五 [四] ) 聞きいれる。承諾する。「どうぞ家内だけの祝言を―・んで下さい/怪談牡丹灯籠(円朝)」
くろ-ず・む: [3] 【黒ずむ】 (動マ五 [四] ) 黒っぽくなる。黒い色を帯びる。「すすで天井が―・む」「―・んだ顔」
しろ-ず・む: [3] 【白ずむ】 (動マ五 [四] ) 白っぽくなる。白みを帯びる。
あお-ば・む: アヲ― [3] 【青ばむ】 (動マ五 [四] ) 青みを帯びる。青みがかる。「草木が―・む」
あお-む・く: アフ― [3] [0] 【仰向く】 ■一■ (動カ五 [四] ) 上を向く。あおのく。 うつむく 「―・くと初夏の日ざしがまぶしい」 うつむく.html">うつむく 「―・くと初夏の日ざしがまぶしい」
あお-む・ける: アフ― [4] [0] 【仰向ける】 (動カ下一) [文] カ下二 あふむ・く 上に向ける。顔や物の表面を上に向ける。あおのける。 うつむける 「顔を―・ける」
ず: 「す」の濁音の仮名。歯茎破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 ; 【出】 ⇒でる ; 【徒】 律の五刑の一。懲役刑。一年から三年まで半年ごと五段階に分かれる。杖(ジヨウ)より重く,流(ル)より軽い。徒刑。徒罪。 ; 【図】 (1)絵。絵画。 (2)地図。図面。 「地形―」「設計―」 (3)〔数〕 点・線・面からなる形。図形。 (4)ねらい
あお: 【襖】 〔「襖」の字音「あう」の転〕 (1)武官の朝服。「闕腋(ケツテキ)の袍(ホウ)」に同じ。 (2)「狩衣(カリギヌ)」に同じ。狩襖(カリアオ)。 「萩の―,紫苑の織物の指貫(サシヌキ)着て/更級」 (3)袷(アワセ)または綿入れの衣。襖子(アオシ)。 「紺の洗ひざらしの―着/宇治拾遺 11」 〔原始衣服と大陸から伝わったものが混在・融合したもの〕 ; 【青】 ※一※
む: (1)五十音図マ行第三段の仮名。両唇鼻音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「む」は「武」の草体。片仮名「ム」は「牟」の初二画。 ; 【身】 「み(身)」の古形。「むかわり」「むくろ」など複合した形でみられる。 ; 【六】 (1)ろく。名詞の上に付けて,複合語を作る。 「―月」 (2)ろく。むっつ。数を数えるときに使う。 「いつ,―,なな,や」 ;
あお-あお: アヲアヲ [3] 【青青・蒼蒼】 (副)スル いかにも青くきわ立っているさま。「―(と)茂る森」
む-む: [1] [2] (感) (1) 感心したり驚いたり言葉につまったときなどに発する語。「―,これは何だ」 (2) 含み笑いの声を表す語。ふふ。うふふ。「ただ―とうち笑ひて/源氏(末摘花)」 (3) 相手の言葉に同意するときに発する語。そうかそうか。うんうん。「―そなたは終(ツイ)に見ぬか/浄瑠璃・生玉心中(中)」
あおあお: 【青青・蒼蒼】 いかにも青くきわ立っているさま。 「―(と)茂る森」