あお-ふどう 意味
- アヲ―
【青不動】
京都,青蓮院蔵の不動明王画像の通称。全身群青色の不動明王が火焔(カエン)を背に岩に座し,両脇に童子が侍立する図。平安中期の作。赤不動・黄不動とともに三不動の一。
関連用語
あおふどう: 【青不動】 京都,青蓮院蔵の不動明王画像の通称。全身群青色の不動明王が火焔(カエン)を背に岩に座し,両脇に童子が侍立する図。平安中期の作。赤不動・黄不動とともに三不動の一。
ふどう: 【不動】 □一□ ◎ 動かないこと。ゆるがないこと。 「―の姿勢」「―の地位」 □二□ ① (1)「不動明王」の略。 (2)歌舞伎で不動明王役のする隈取(クマドリ)。青または赤を用いる。また,その時につける鬘(カツラ)。 ; 【不動】 歌舞伎十八番の一。1697年明石清三郎・初世市川団十郎合作の「兵根元曾我(ツワモノコンゲンソガ)」で二世市川団十郎が初演。のち「鳴神」「毛抜」
あかふどう: 【赤不動】 高野山明王院所蔵の不動明王画像の通称。肉身・着衣とも赤色に描かれている。円珍が比叡山横川(ヨカワ)で感得した姿を描かせたと伝えるが,制作年代は未詳。青不動・黄不動とともに三不動の一。
あか-ふどう: 【赤不動】 高野山明王院所蔵の不動明王画像の通称。肉身・着衣とも赤色に描かれている。円珍が比叡山横川(ヨカワ)で感得した姿を描かせたと伝えるが,制作年代は未詳。青不動・黄不動とともに三不動の一。
いきふどう: 【生き不動】 (1)不動明王を思わせる,霊験あらたかな人。 (2)〔不動明王が火炎を背にしていることから〕 火災などの際,火炎に包まれた人。
いき-ふどう: [3] 【生き不動】 (1) 不動明王を思わせる,霊験あらたかな人。 (2) (不動明王が火炎を背にしていることから) 火災などの際,火炎に包まれた人。
きふどう: 【黄不動】 滋賀県園城寺円満院にある円珍が描かせたとされる不動明王画像。全身を金色に塗る。九世紀後半の作。赤不動・青不動とともに三不動の一。
き-ふどう: 【黄不動】 滋賀県園城寺円満院にある円珍が描かせたとされる不動明王画像。全身を金色に塗る。九世紀後半の作。赤不動・青不動とともに三不動の一。
さんふどう: 【三不動】 (1)高野山明王院の赤不動,大津三井寺の黄不動,京都青蓮(シヨウレン)院の青不動の三つの仏画の総称。 (2)東京の,目黒不動・目白不動・目赤不動の称。
さん-ふどう: [3] 【三不動】 (1) 高野山明王院の赤不動,大津三井寺の黄不動,京都青蓮(シヨウレン)院の青不動の三つの仏画の総称。 (2) 東京の,目黒不動・目白不動・目赤不動の称。
しだい-ふどう: 【次第不同】 順序に一定の規準のないこと。順不同。「貴人の御意によりて仕る能は―なれば/花鏡」
じゅん-ふどう: [1] 【順不同】 「順序不同」に同じ。
なりた-ふどう: 【成田不動】 新勝寺の異名。
にしふどう: 【二四不同】 漢詩の近体詩の作法で,二字目と四字目との平仄(ヒヨウソク)が必ず異なるべきこと。
にし-ふどう: [1] 【二四不同】 漢詩の近体詩の作法で,二字目と四字目との平仄(ヒヨウソク)が必ず異なるべきこと。