あかざのあつもの 意味
- 【藜の羹】
アカザを実にした吸い物。粗末な食物のたとえ。
「紙の衾(フスマ),麻の衣,一鉢のまうけ,―,いくばくか人の費(ツイエ)をなさん/徒然 58」
関連用語
あかざ-の-あつもの: 【藜の羹】 アカザを実にした吸い物。粗末な食物のたとえ。「紙の衾(フスマ),麻の衣,一鉢のまうけ,―,いくばくか人の費(ツイエ)をなさん/徒然 58」
あかざのつえ: 【藜の杖】 アカザの茎を乾かして作った杖。老人が常用すると中風にかからぬという俗信があった。
あかざのはい: 【藜の灰】 アカザを焼いた灰。染め物の媒染などに用いた。
おんざのはつもの: 【穏座の初物】 時期に遅れて実るため,初物と同じくらいに珍重される果物や野菜。終わり初物。 「七十におよんで分知といはるるは,誠に―なり/浮世草子・色三味線」
あつもの: 【羹】 〔熱い物の意〕 野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物。 ――に懲(コ)りて膾(ナマス)を吹く 〔屈原「楚辞(九章,惜誦)」〕 羹の熱いのに懲りて,冷たい膾まで吹きさまして食べる。一度失敗したのに懲りて,度の過ぎた用心をすることのたとえ。 ; 【厚物】 キクの園芸品種の一。大菊で多くの管状の花弁がまり状に盛り上がって咲くものの総称。厚走り・大掴(オオヅカ)みなど数種があ
たいらのあつもり: 【平敦盛】 (1169-1184) 平安末期の武将。経盛の子。一ノ谷の戦いで熊谷直実に討たれた。笛の名手。能・幸若舞「敦盛」の素材となった。
よものあから: 【四方赤良】 大田南畝(オオタナンポ)の別号。
あかざ: 【藜】 アカザ科の一年草。中国原産という。路傍や畑地に自生。高さ1メートル以上になり,よく分枝する。葉は菱形状の卵形で,ふちに波形の切れ込みがある。若葉は紅紫色で美しく,食べられる。﹝季﹞夏。 →白藜(シロザ)
あつもり: 【敦盛】 (1)人名。平敦盛(タイラノアツモリ)。 (2)能の曲名。二番目物。世阿弥作。熊谷直実(クマガイナオザネ)が出家して,手にかけた平敦盛の菩提(ボダイ)を弔うため一ノ谷におもむき回向していると,敦盛の亡霊が夢に現れ,一門の没落を嘆きわが身の最期を語り,供養を謝して去る。 (3)幸若舞(コウワカマイ)の一。熊谷直実が平敦盛を討ち,出家に至るまでを脚色したもの。能の「敦盛」とともに浄
あつもり-そう: ―サウ [0] 【敦盛草】 ラン科の多年草。山地に自生。高さ30~50センチメートルで,広楕円形の葉を数個互生する。初夏,茎頂に径5センチメートルほどの紅紫色の花を一個開く。花の唇弁は袋状にふくれ和名はこれを平敦盛の背負った母衣(ホロ)に見立てたもの。
あつ-もの: [0] 【厚物】 キクの園芸品種の一。大菊で多くの管状の花弁がまり状に盛り上がって咲くものの総称。厚走り・大掴(オオヅカ)みなど数種がある。厚物咲き。 平物
肉のあつい: 肉入りの
あつもりそう: 【敦盛草】 ラン科の多年草。山地に自生。高さ30~50センチメートルで,広楕円形の葉を数個互生する。初夏,茎頂に径5センチメートルほどの紅紫色の花を一個開く。花の唇弁は袋状にふくれ和名はこれを平敦盛の背負った母衣(ホロ)に見立てたもの。
あかざか: 【藜科】 双子葉植物の一科。草本または低木。特に乾燥地帯に種類が多い。葉は単葉で互生または対生する。花は小さく,密に集合し,さらに大きな円錐花序になることが多い。世界に約一〇〇属,一五〇〇種。アカザ・アリタソウ・ホウキギ・ホウレンソウ・オカヒジキ・ビートなどがある。
あかざけ: 【赤酒】 粳米(ウルチマイ)を原料とする赤くて甘い発酵酒。灰汁(アク)を加えて酸化を防ぎ火入れ殺菌を行わないのが特徴。主として料理調味用に用いる。熊本県などで造られる。灰持(アクモ)ち酒。灰酒。