あかしのうえ 意味
- 【明石の上】
源氏物語の作中人物。明石入道の女(ムスメ)。明石で光源氏と契り,明石中宮を産む。明石君。冬の御方。
関連用語
あかし-の-うえ: ―ウヘ 【明石の上】 源氏物語の作中人物。明石入道の女(ムスメ)。明石で光源氏と契り,明石中宮を産む。明石君。冬の御方。
あかしのせと: 【明石の瀬戸】 明石海峡の古名。明石の門(ト)。((歌枕))「夜をこめて―を漕ぎ出ればはるかにおくるさを鹿の声/千載(秋下)」
あかしのちゅうぐう: 【明石中宮】 源氏物語の作中人物。光源氏の女(ムスメ)。母は明石の上。匂宮の母。東宮に参り若宮を産み,その後,立后。東宮の御方。六条の女御。
あかしのにゅうどう: 【明石入道】 源氏物語の作中人物。明石の上の父。近衛(コノエ)中将を辞して明石に住んでいたが,流謫(ルタク)の身の光源氏を須磨から迎えて女(ムスメ)を奉る。
まつわしのうえのきぬ: 【縫腋袍】 「ほうえきのほう(縫腋袍)」に同じ。[和名抄]
まとわしのうえのきぬ: 【縫腋袍】 ⇒ほうえきのほう(縫腋袍)
あかし: 【明石】 (1)兵庫県南部,明石海峡に面する市。住宅地・工業地として発達。東経一三五度の日本標準時子午線が通過する。近世,小笠原氏一〇万石,のち松平氏の城下町。海浜は須磨とともに風光明媚をもって知られ,古来「明石潟」「明石の浦」「明石の泊(トマリ)」「明石の浜」「明石の湊(ミナト)」などと歌に詠まれた。((歌枕))「ほのぼのと―の浦の朝霧に島がくれゆく舟をしぞ思ふ/古今(羇旅)」 (2)
しのう: 【子嚢】 (1)子嚢菌類の有性生殖によって生ずる器官。微小な棍棒状で通常八個の胞子を内生し,多数密生する。 (2)コケ植物の苔(タイ)類の胞子嚢。蘚(セン)類の場合には蒴(サク)という。 (3)刺胞動物ヒドロ虫類の生殖体の一。クラゲの形態まで発達してポリプに付着しているものから,単に卵細胞や精細胞を入れた嚢状のものまで種々の形態のものがある。 ; 【司農】 (1)中国古代の官名。農
あかぼしの: 【明星の】 (1)「あくる朝(アシタ)」にかかる。 「―あくる朝はしきたへの床の辺去らず/万葉 904」 (2)同音であることから,「飽かぬ」にかかる。 「―飽かぬ心に/古今六帖 1」
のうえ: 【衲衣・納衣】 (1)〔ぼろ布を縫いつづって作った衣の意〕 僧尼が身に着ける袈裟(ケサ)。日本では,形式化して華美なものも作られた。衲(ノウ)。衲袈裟。 「―の僧は綺羅の人に代へたり/和漢朗詠(雑)」 (2)僧侶のこと。
かしのたま: 【和氏の璧】 〔韓非子(和氏篇)〕 中国の春秋時代,楚(ソ)の人卞和(ベンカ)が見つけたという宝石。連城の璧。かしのへき。 →卞和
かしのみの: 【樫の実の】 樫の実は一つの殻に一つずつ入っていることから,「ひとり」にかかる。 「―ひとりか寝(ヌ)らむ/万葉 1742」
かしのみ-の: 【樫の実の】 (枕詞) 樫の実は一つの殻に一つずつ入っていることから,「ひとり」にかかる。「―ひとりか寝(ヌ)らむ/万葉 1742」
かしの木製: 馬車の車輪
ごまかしの: 策略による