あかもん 意味
- 【赤門】
（１）朱塗りの門。江戸時代，将軍家の息女を嫁に迎える大名はその居所である御守殿に朱塗りの門を建てる習わしであった。
（２）〔旧加賀藩前田家上屋敷の赤門が残ることから〕
東京大学の通称。
「―出」
例文
- 金剛院は村民から赤門寺（あかもんでら）の名で慕われた。
- 赤門上古墳（あかもんうえこふん）は静岡県浜松市浜北区内野 に位置する、静岡県指定史跡。
- 門を丹塗りにしたところから、表門の黒門に対して御守殿門は俗に赤門（あかもん）と呼ばれた。
- 赤門薬品株式会社（あかもんやくひん）は、愛知県に本社を置き、主として医療用医薬品卸売業を営む会社。
- 本郷キャンパスの校門の一つである赤門（あかもん）はそのまま東京大学の異称にもなっており、日本国内の大学における第二次世界大戦前の異称にも影響を与え、「○門」という異称を持つ大学を増やした。
関連用語
かもん: 【掃部】 「掃部司(カモンノツカサ)」に同じ。 「堂上は―・とのもりの女孺(ニヨジユ)これを掃く/日中行事」 ; 【勘文】 ⇒かんもん（勘文） ; 【家門】 （１）一家・一門の全体。一族。 「―の名誉」 （２）江戸時代，将軍の親族のうちの，三家・三卿以外の大名。会津松平氏など。御家門。 ; 【下問】 目下の者に質問すること。質問する人を敬っていう語。下聞。 「御―
あかもがさ: 【赤疱瘡】 麻疹(ハシカ)の古名。 「―といふもの出で来て上中下分かず病みののしる/栄花（嶺の月）」
あかもく: 【赤藻屑】 褐藻類ヒバマタ目ホンダワラ属の海藻。各地の浅海に多産する。茎は分枝せず5メートルに達する。葉片は羽状で黄褐色。
あかもず: 【赤百舌・赤鵙】 スズメ目モズ科の鳥。モズに似るが，やや小さく，背面が赤褐色。日本には夏鳥として二亜種が渡来。本州中部以北で繁殖するものと，九州で繁殖するものとがある。冬は南方に渡る。
あかもの: 【赤物】 （１）ツツジ科の常緑低木。高山の岩の間に生える。高さ30センチメートルほど。葉は先のとがった卵形で，鋸歯(キヨシ)がある。夏，小さい鐘状の白い花が咲く。実は丸く，赤く熟して食用になり甘い。イワハゼ。 （２）体表が赤みを帯びた魚の総称。タイ類・カレイ類・カナガシラ類など。
あか－もん: [0] 【赤門】 (1) 朱塗りの門。江戸時代，将軍家の息女を嫁に迎える大名はその居所である御守殿に朱塗りの門を建てる習わしであった。 (2) (旧加賀藩前田家上屋敷の赤門が残ることから) 東京大学の通称。「―出」
あんかもん: 【安嘉門】 平安京大内裏の外郭十二門の一。北面する三門のうち西側にあったもの。兵庫寮御門(ヒヨウゴツカサノミカド)。 →大内裏
えいかもん: 【永嘉門】 平安京大内裏朝堂院二十五門の一。南面し，応天門の西にある。 →大内裏
かもん－づかさ: 【掃部司・掃部寮】 (1) 「かもんのつかさ(掃部司)」に同じ。 (2) 「かもんりょう(掃部寮)」に同じ。
かもん－の－かみ: 【掃部頭】 掃部寮の長官。従五位下に相当。
かもん－の－すけ: 【掃部助】 掃部寮の次官。
かもん－りょう: ―レウ [2] 【掃部寮】 律令制下，宮中の儀場の設営や清掃などを担当した役所。また，その職員。もと大蔵省に属する掃部司(カモンノツカサ)と宮内省に属する内掃部司(ウチノカモンノツカサ)とが合併して，掃部寮(カモンノツカサ)となり，宮内省に属した。かもんのつかさ。かもんづかさ。かにもりのつかさ。
きくかもん: 【菊花紋】 菊花をかたどった紋。主に皇室・皇族の紋章。
げっかもん: 【月華門】 平安京内裏(ダイリ)の内郭，紫宸殿(シシンデン)前の大庭の西側の門。日華門と向き合う。 →内裏
こうかもん: 【皇嘉門】 平安京大内裏の外郭十二門の一。朱雀門の西隣。南面して二条大路に通ずる。雅楽寮門。 →大内裏
