あか-ほん 意味
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【赤本】
(1)草双紙の一。1678年刊の「初春のいはひ」より起こり,享保・寛延(1716-1750)頃まで行われた。「桃太郎」「猿蟹合戦」などのお伽噺(トギバナシ),芝居物あるいは双六(スゴロク)などの玩具物があり,絵が主体で,子供向けのもの。型は半紙半截(ハンサイ)だが,小型の「赤小本」,さらに小さく雛(ヒナ)祭りや玩具用といわれる「ひいな本」などがある。多くは赤い表紙の全五丁一冊本。赤表紙。
(2)明治時代,赤を多用した表紙+もっと...の少年向けの本。
(3)俗受けをねらった低俗な単行本・雑誌の類。いかがわしい内容の本。
関連用語
あかこほん: 【赤小本】 赤本{(1)}初期の小型本の称。
あかほん: 【赤本】 (1)草双紙の一。1678年刊の「初春のいはひ」より起こり,享保・寛延(1716-1750)頃まで行われた。「桃太郎」「猿蟹合戦」などのお伽噺(トギバナシ),芝居物あるいは双六(スゴロク)などの玩具物があり,絵が主体で,子供向けのもの。型は半紙半截(ハンサイ)だが,小型の「赤小本」,さらに小さく雛(ヒナ)祭りや玩具用といわれる「ひいな本」などがある。多くは赤い表紙の全五丁一冊本。赤
あか-こほん: [3] 【赤小本】 赤本{ (1) }初期の小型本の称。
あか: 【銅】 「あかがね」の略。 「―の鍋」 ; 【淦】 船底にたまった水。ふなゆ。淦水(カンスイ)。ビルジ。 〔漁師・水夫の用いる忌み詞。「閼伽(アカ)」の転か〕 ; 【亜科】 生物分類上の一階級。科と属の中間に位する。 ; 【赤】 ※一※ (名) (1)色の名。(ア)三原色の一。血のような色。(イ)桃色・橙(ダイダイ)色・あずき色・茶色など,赤系統の色の総称。 (2
あか-あか: [3] 【赤赤】 ■一■ (副) いかにも赤く際立っているさま。真っ赤なさま。「―(と)燃える」「―(と)照り映える夕日」 ■二■ (名) (女房詞) あずき。あか。
ほん: 【本】 ※一※ ① (名) □一□ (1)書物。書籍。 「―を読む」「漫画の―」「書いたものを一冊の―にまとめる」 (2)脚本。台本。 「キャストより,―のよしあしが問題だ」 □二□ (1)もとになるもの。もとのもの。 「物語・集など書き写すに―に墨つけぬ/枕草子 75」 (2)てほん。模範。 「これをこそ今生にさとりをひらく―とはまうし候へ/歎異抄」 (3)基本。根本
ほん-: 【本-】 (1) this [our] <school> . (2) [主要な] main<building,street> ; head<office> . (3) [本当の] real<silk> ; regular<course> .
あかあか: 【明明】 ともしびなどが明るく輝くさま。きわめて明るいさま。 「灯が―(と)ともる」 ; 【赤赤】 ※一※ (副) いかにも赤く際立っているさま。真っ赤なさま。 「―(と)燃える」「―(と)照り映える夕日」 ※二※ (名) 〔女房詞〕 あずき。あか。
あかれ-あかれ: 【別れ別れ】 (副) (「に」を伴うこともある)別々に。わかれわかれに。「おとこ君達の御母,みな―におはしましき/大鏡(為光)」
あかい: 【閼伽井】 仏に供える閼伽の水をくむ井戸。 ; 【赤い・紅い】 〔「明(アカ)し」と同源〕 (1)赤の色をしているさま。いわゆる赤のほか,桃色・橙(ダイダイ)色・あずき色・茶色などにも通じて用いられる。 「―・い血」「―・い夕日」「―・い髪」「ほっぺたが―・い」 (2)〔革命旗が赤色であるところから〕 共産主義思想をもっているさま。 →あか ﹛派生﹜——さ(名) 赤い信女
あかえ: 【赤絵】 (1)赤を主調とし,緑・紫・青などの顔料で上絵付けをした陶磁器。中国では宋代から見られ,日本では正保年間(1644-1648)に柿右衛門が取り入れ,同時期に九谷でも行われるようになった。 (2)幕末から明治にかけて赤色を多く用いた錦絵(ニシキエ)。 (3)疱瘡絵(ホウソウエ)の別名。
あかぎ: 【赤城】 (1)「赤城山」の略。 (2)旧日本海軍の代表的航空母艦。基準排水量36500トン。1942年(昭和17)6月,ミッドウェー海戦で沈没。 ; 【赤木】 (1)トウダイグサ科の常緑高木。沖縄・台湾・東南アジア・オーストラリアなどに分布。高さ20メートルに達する。樹皮は赤褐色。葉は三小葉からなる複葉。花は小さく黄緑色。材は赤褐色を帯び,装飾材・家具材とする。カタン。 (2)皮
あかげ: 【赤毛】 (1)赤みを帯びた髪の毛。 (2)動物の毛色で,赤みを帯びた褐色。
あかご: 【赤子・赤児】 生まれて間もない子。あかんぼう。 ――の=腕(=手)をねじる 抵抗する力のない者を相手にする。きわめて容易なことのたとえ。
あかざ: 【藜】 アカザ科の一年草。中国原産という。路傍や畑地に自生。高さ1メートル以上になり,よく分枝する。葉は菱形状の卵形で,ふちに波形の切れ込みがある。若葉は紅紫色で美しく,食べられる。﹝季﹞夏。 →白藜(シロザ)