あがめる 意味
- 【崇める】
(1)この上ないものとして扱う。尊敬する。敬う。
「一生の師と―・める」
(2)大切にし,寵愛(チヨウアイ)する。
「昨日まで高き親の家に―・められかしづかれし人のむすめ/源氏(若菜上)」
例文
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- 人間の遺体は あがめるものである
- 人間の遺体は あがめるものである
- テラン王国:竜の神をあがめる小国。
- 美術部初代部長で、龍之介が師匠とあがめる男。
- 豊臣が師匠とあがめる老翁。
関連用語
推しあがめる: 高く評価する
がめる: (1)麻雀などで,大きく勝とうとして貪欲(ドンヨク)に勝負をする。 (2)ちょろまかす。かすめ取る。
あが・める: [3] 【崇める】 (動マ下一) [文] マ下二 あが・む (1) この上ないものとして扱う。尊敬する。敬う。「一生の師と―・める」 (2) 大切にし,寵愛(チヨウアイ)する。「昨日まで高き親の家に―・められかしづかれし人のむすめ/源氏(若菜上)」
いがめる: 【歪める】 〔「ゆがめる」の転〕 (1)ゆがめる。曲げる。 「事を―・めて言う」 (2)手ひどくこらしめる。やっつける。 「此の婆が―・めてやる/浄瑠璃・聖徳太子」 (3)くすねる。 「胴乱をちよびと―・めてこました/歌舞伎・韓人漢文」 (4)女を自分のものにする。 「きやつを―・めずにはおくまい/浮世草子・新色五巻書」
かがめる: 【屈める】 (1)足や腰を曲げて低い姿勢をとる。かがむ。 「腰を―・めて挨拶を交わす」「身を―・める」 (2)折り曲げる。 「この指(オヨビ)を―・めてまかでぬ/源氏(帚木)」
すがめる: 【眇める】 片方の目を細める。片目を細めて物を見る。 「目ヲ―・メテミル/日葡」
とがめる: 【咎める】 〔「咎」の動詞化〕 □一□(他動詞) (1)悪いこと・望ましくないこととして,注意したり責めたりする。なじる。非難する。 「他人の失敗を―・める」 (2)怪しく思って尋ねる。 「警官が通行人を―・める」 (3)囲碁・将棋で,相手の緩手や悪手に乗じて攻める。 (4)心をとめる。注意する。 「たたけどもたたけども―・むる人もなかりけり/平家 6」 □二□(自動詞)
ながめる: 【眺める】 (1)遠くまたは広く見渡す。 「沖を―・める」「窓から―・める」 (2)じっと見つめる。 「相手の顔をしげしげと―・める」 (3)傍観する。 「しばらく様子を―・めていよう」 (4)物思いに沈んでぼんやり見る。また,ぼんやり見ながら物思いにふける。 「かぎりなく遠くも来にける哉と思ひわびて,―・めをるに/古今(羇旅詞)」
にがめる: 【苦める】 にがにがしく思って顔をしかめる。 「顔ヲ―・メル/ヘボン(三版)」
みとがめる: 【見咎める】 (1)見て怪しいと思い問いただす。 「だれにも―・められずに侵入する」 (2)見て,気づく。目にとめる。 「宮(ミヤ)が面色(オモモチ)の穏(ヤス)からぬを―・めて/金色夜叉(紅葉)」「左府―・めてしきりに感嘆のけしきありけり/著聞 3」
ゆがめる: 【歪める】 (1)物の本来の形を,曲げたりひねったりして変形させる。ゆがませる。 「苦痛に顔を―・める」「皮肉っぽく口を―・めて話す」 (2)ある事柄を,わざと現実と違うように表現する。 「事実を―・めて報道する」 (3)(人の考え方や性格を)正常の状態でなくする。ひねくれさせる。 「家庭環境が彼の性格を―・めてしまった」
うちながめる: 【打(ち)眺める】 (1)遠くの景色を見渡す。ながめる。 「山頂から遠く海を―・める」 (2)物思いにふけってぼんやりと見る。 「この女いとようけさうじて―・めて/伊勢 23」
ききとがめる: 【聞き咎める】 (1)人の話の誤りや問題点などに気づく。また,それに注意したり非難したりする。 「彼のひとりごとを―・めた刑事は…」 (2)聞いて心にとめる。 「なく鳥のねを―・めずぞ行きすぎにける/後撰(雑二)」
とがめること: せめたてること; いじめること; 悪; 科; とがめ; 非難
とがめるべき: 非難すべき