あがりぜん 意味
- 【上がり膳】
(1)食後に下げた食膳。また,神仏に供えたあと下げた膳。
「内のよろしきにや,―に気を移さず/浮世草子・好色盛衰記 2」
(2)他人が使ったあとのもの。おさがり。すでに他の男と関係した女を比喩的にいうことが多い。
「おのれ新兵衛と物しをつてその―が何の嬉しからう/歌舞伎・仏の原」
関連用語
あがり-ぜん: 【上がり膳】 (1) 食後に下げた食膳。また,神仏に供えたあと下げた膳。「内のよろしきにや,―に気を移さず/浮世草子・好色盛衰記 2」 (2) 他人が使ったあとのもの。おさがり。すでに他の男と関係した女を比喩的にいうことが多い。「おのれ新兵衛と物しをつてその―が何の嬉しからう/歌舞伎・仏の原」
おくりぜん: 【送り膳】 宴会などの際に,来なかった客のもとへ送り届ける料理の膳。
とりぜん: 【取り膳】 男女・親子などが差し向かいで一つの膳に向かってする食事。また,その膳。
ひだりぜん: 【左膳】 「夷膳(エビスゼン)」に同じ。
あがり: 【上がり】 ※一※ (名) (1)位置・地位・価格などが上がること。単独で用いることは少ない。 ⇔下がり 「物価の―下がり」 (2)収穫。利益。収入。売り上げ。 「―が少ない」 (3)物が出来上がること。 (4)物事が一段落すること。 「今日はこれで―にしよう」 (5)出来栄え。 「色の―がいい」 (6)双六(スゴロク)で,駒が最後の区画に入ること。また,その区画。
あがり-さがり: [3] [0] 【上がり下がり】 (名)スル (1) 上がったり下がったりすること。 (2) 値段・価格・音程などが,上がったり,下がったりすること。「値段の―が激しい」
あがりさがり: 【上がり下がり】 (1)上がったり下がったりすること。 (2)値段・価格・音程などが,上がったり,下がったりすること。 「値段の―が激しい」
やまどりぜんまい: 【山鳥薇】 ゼンマイ目の夏緑性シダ植物。深山の日当たりのよい湿地や崖に群生。葉は長さ約50センチメートルの羽状複葉。胞子葉は赤褐色で,小形。渦状に巻いた若葉を食用にする。山鳥羊歯。
あがりうま: 【騰馬・上がり馬】 体をはね上げる癖のある馬。駻馬(カンバ)。はね馬。 「宮城(ミヤギ)といふ高名の―にぞ乗りたりける/今昔 23」
あがりおり: 【上がり下り】 上がったり下りたりすること。 「階段を―する」
あがりぐち: 【上がり口】 〔「あがりくち」とも〕 (1)土間から座敷などに上がる所。 (2)階段などの上り口。
あがりこむ: 【上がり込む】 他人の家などに遠慮なく上がる。上がってすわる。 「勝手に―・む」 ‖可能‖ あがりこめる
あがりだか: 【上がり高】 売り上げや収穫の高。
あがりだん: 【上がり段】 高い所に上るための段。階段。
あがりち: 【上がり地・上がり知】 近世,幕府や藩に没収された知行地。