あが・う 意味

発音を聞く:
  • アガフ
    【贖ふ】
    (動ハ四)
    (「あかう」とも)
    (1)金品をもって罪をつぐなう。あがなう。「臣が女韓媛と葛城の宅(イエ)七区(ナナトコロ)とを奉献(タテマツ)りて,以て罪を―・はむことを/日本書紀(雄略訓)」
    (2)買い求める。あがなう。「人に勧めて―・ひて放てり/霊異記(上訓注)」
    (3)神に供え物をして加護を祈る。「中臣の太祝詞(フトノリトゴト)言ひ祓(ハラ)へ―・ふ命も誰がために汝(ナレ)/万葉 4031」

関連用語

        あがま・う:    アガマフ 【崇ふ】 (動ハ下二) 尊敬する。あがめる。「今迄様にさまを付け―・へた娘ごに/浄瑠璃・曾根崎心中」
        あが-な・う:    アガナフ [3] 【贖う】 (動ワ五 [ハ四] ) 罪の償いをする。「死をもって罪を―・う」 [可能] あがなえる
        あが:    【吾が】 〔「あ」は一人称代名詞。「が」は格助詞〕 (1)(「が」は連体格)私の。自分の。わが。 「―胸痛し恋の繁きに/万葉 3767」 (2)(「が」は主格)私が。私は。 「安眠(ヤスイ)も寝ずて―恋ひ渡る/万葉 3633」 →あ →わが
        :    (1)五十音図ア行第三段の仮名。五十音図ワ行第三段の仮名としても重出。後舌の狭閉母音。 (2)平仮名「う」は「宇」の草体。片仮名「ウ」は「宇」の冠。 ; 【兎】 「うさぎ」の古い言い方。 →うの毛 ; 【ウ】 〔ウラ(裏)の略〕 和装本・唐本などで,その丁の裏の面であることを表す符号。「三ウ(三丁の裏)」のように普通,片仮名で書く。 ⇔オ ; 【鵜】 ペリカン目ウ科の
        う・う:     【飢う・餓う・饑う】 (動ワ下二) うえる
        あがう:    【贖ふ】 〔「あかう」とも〕 (1)金品をもって罪をつぐなう。あがなう。 「臣が女韓媛と葛城の宅(イエ)七区(ナナトコロ)とを奉献(タテマツ)りて,以て罪を―・はむことを/日本書紀(雄略訓)」 (2)買い求める。あがなう。 「人に勧めて―・ひて放てり/霊異記(上訓注)」 (3)神に供え物をして加護を祈る。 「中臣の太祝詞(フトノリトゴト)言ひ祓(ハラ)へ―・ふ命も誰がために汝(ナ
        あがき:    【足掻き】 (1)悪い状態から抜け出そうとして,もがくこと。 「最期の―」「悪―」 (2)手足を動かすこと。 「独語(ヒトリゴ)ちつつ,―をゆるめぬ/自然と人生(蘆花)」 (3)馬などが足で地をかくこと。また,馬などが地面をかきつつ進むこと。 「馬の―の早きときは/即興詩人(鴎外)」 (4)(子供などが)いたずらをして騒ぐこと。 「昼の―に草臥(クタビレ)て/浄瑠璃・栬狩」
        あがく:    【足掻く】 〔(3)が原義〕 (1)自由になろうとしてやたらに手足を動かす。もがく。 「どろ沼からはい上がろうとして―・く」 (2)悪い状態から抜け出そうとして,あれこれ努力する。あくせくする。 「どう―・いても無駄だ」 (3)馬などが前足で地面をかく。 「赤駒の―・く激(タギチ)に濡れにけるかも/万葉 1141」 (4)(子供などが)いたずらして騒ぎ回る。 「早くねせて疾(
        あがた:    【県】 (1)大化前代,大和政権の直轄領。または国造(クニノミヤツコ)の支配下の地方組織。みあがた。 (2)国司など地方官の勤務地。任国。また,その人。 「あるひと,―のよとせいつとせはてて/土左」 (3)いなか。地方。 「田面なるわら屋の軒のこもすだれこれや―のしるしなるらむ/夫木 30」
        あがみ:    【吾が身】 二人称。そなた。おまえ。近世,女性が用いた。 「―と俺としつぽりと抱かれて寝る/歌舞伎・吉祥天女」
        あがむ:    【崇む】 ⇒あがめる
        あがり:    【上がり】 ※一※ (名) (1)位置・地位・価格などが上がること。単独で用いることは少ない。 ⇔下がり 「物価の―下がり」 (2)収穫。利益。収入。売り上げ。 「―が少ない」 (3)物が出来上がること。 (4)物事が一段落すること。 「今日はこれで―にしよう」 (5)出来栄え。 「色の―がいい」 (6)双六(スゴロク)で,駒が最後の区画に入ること。また,その区画。
        あがる:    【上がる・揚がる・挙がる】 (1)人や動物が高い所へ移動する。《上・揚》 ⇔おりる 「屋上に―・る」「演壇に―・って話をする」「階段を―・る」 (2)水中や水上から陸地に移る。 「プールから―・る」「陸(オカ)に―・る」 (3)庭や土間(ドマ)から部屋へ入る。 「玄関先ではなんですから,どうぞお―・り下さい」 (4)屋敷に奉公人として住み込む。 ⇔さがる 「お屋敷に奉公に―
        あが・む:     【崇む】 (動マ下二) あがめる
        あが・める:     [3] 【崇める】 (動マ下一) [文] マ下二 あが・む (1) この上ないものとして扱う。尊敬する。敬う。「一生の師と―・める」 (2) 大切にし,寵愛(チヨウアイ)する。「昨日まで高き親の家に―・められかしづかれし人のむすめ/源氏(若菜上)」

隣接する単語

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  2. "あがり-や" 意味
  3. "あがり-やしき" 意味
  4. "あがり-ゆ" 意味
  5. "あがる" 意味
  6. "あが・む" 意味
  7. "あが・める" 意味
  8. "あが・る" 意味
  9. "あが-ちご" 意味
  10. "あがり-ゆ" 意味
  11. "あがる" 意味
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