あき-め・く 意味
- [3]
【秋めく】
(動カ五[四])
秋らしくなる。[季]秋。「日ごとに―・いてくる」
関連用語
め-あき: [3] 【目明き】 (1) 目の見える人。 (2) 文字のわかる人。道理のわかる人。 (3) 茶器に限らず,あらゆる道具について,その良否を判別できる能力。また,その能力をもった人。「目利き」以上とされる。 ――千人盲(メクラ)千人 盲千人目明き千人
く-め: 【貢馬】 (「ぐめ」とも) 貢ぎ物として奉る馬。「建久九年十二月に,―の次(ツイデ)に/平治(下・古活字本)」
め・く: (接尾) (動詞ヵ 五 [四] 段型活用) 名詞や副詞,形容詞や形容動詞の語幹に付いて,…のような状態になる,…らしいなどの意を表す。「夏―・く」「なま―・く」「ことさら―・く」「時―・く」「ちら―・く」「ひし―・く」「ざわ―・く」
あき-づ・く: 【秋付く】 (動カ四) 秋になる。秋めいてくる。「今よりは―・きぬらし/万葉 3655」
あだ-め・く: [3] 【婀娜めく・徒めく】 (動カ五 [四] ) (1) (女が)色っぽくみえる。なまめかしく振る舞う。《婀娜》「―・いた秋波(ナガシメ)を春村に送りながら/社会百面相(魯庵)」 (2) うわつく。《徒》「いとものはかなき空言を,―・ける人のつくり出でて言へるなりけり/平中 35」
いそ-め・く: 【急めく】 (動カ四) いそがしそうに振る舞う。「ゆゆしげに―・きあはれけるに/弁内侍日記」
いなか-め・く: ヰナカ― [4] 【田舎めく】 (動カ五 [四] ) 田舎風にみえる。田舎びる。「―・きたる男/浮世草子・男色大鑑 7」
いま-め・く: 【今めく】 (動カ四) 当世風で新しい感じがする。はなやかである。「律のしらべの,なかなか―・きたるを/源氏(乙女)」
いら-め・く: 【苛めく】 (動カ四) とがって見える。「むね骨は,ことにさしいでて,―・き/宇治拾遺 11」
いろ-め・く: [3] 【色めく】 (動カ五 [四] ) (1) 緊張した様子が表れる。興奮する。活気づく。「大事件の報に―・く」「株価暴落に証券界が―・く」 (2) 好色そうに見える。あだめく。「素人(シロウト)らしくない,ちょっと―・いた女性」 (3) 美しい色を見せる。はなやかになる。「女郎花―・くのべに/金葉(秋)」 (4) (敗色が見えて)動揺し始める。「―・きたる気色に見えける
うご-め・く: [3] 【蠢く】 (動カ五 [四] ) (虫がはうように)もぞもぞと動く。蠢動(シユンドウ)する。「毛虫が―・く」
うろ-め・く: (動カ四) どうしていいか分からずうろうろする。「御旗奉行衆―・きたると聞召けるや/三河物語」
おこ-め・く: ヲコ― 【痴めく】 (動カ四) ふざける。愚かに見える。「―・い給へる大臣にて/源氏(常夏)」
おご-め・く: 【蠢く】 (動カ四) (「うごめく」の転) ぴくぴくと動く。「鼻のほど―・きて言ふは/徒然 73」
おぼ-め・く: (動カ四) (1) はっきりしない。自信なげである。「つゆ―・かでいらへ給へりしは,まことにいみじうをかしかりき/枕草子 161」 (2) 不思議そうにする。不審に思う。「波の紛れにいかなる事かあらむと―・く/源氏(明石)」 (3) よくわからなくなる。「いとめづらしきは―・くまでなむ/蜻蛉(中)」 (4) そらとぼける。「一ところしもあまり―・かせ給ふらむこそ口惜しかるべけれ/源氏(