あぎとう アギトフ 意味
- 顎(アゴ)を動かして口をぱくぱく開く。
(1)子供が,片言を言う。
「皇子の鵠(クグイ)を見て―・ふことを得たりと/日本書紀(垂仁訓)」
(2)魚が,水面に出て,口をぱくぱく開く。
「魚皆浮き出で,水の随(マニマ)に―・ふ/日本書紀(神武訓)」
- あぎと: 【顎門・顎・鰓】 〔「あぎ」はあご,「と」は所・門の意〕 (1)あご。 (2)魚のえら。 (3)「あぐ(鐖)」に同じ。
- あぎと・う: アギトフ (動ハ四)顎(アゴ)を動かして口をぱくぱく開く。(1)子供が,片言を言う。「皇子の鵠(クグイ)を見て―・ふことを得たりと/日本書紀(垂仁訓)」(2)魚が,水面に出て,口をぱくぱく開く。「魚皆浮き出で,水の随(マニマ)に―・ふ/日本書紀(神武訓)」
- とう トフ: 「といふ」の転。 「これやこの名に負ふ鳴門の渦潮に玉藻苅る―・ふ海人娘子(アマオトメ)ども/万葉 3638」