あぎとう アギトフ 意味
- 顎(アゴ)を動かして口をぱくぱく開く。
(1)子供が,片言を言う。
「皇子の鵠(クグイ)を見て―・ふことを得たりと/日本書紀(垂仁訓)」
(2)魚が,水面に出て,口をぱくぱく開く。
「魚皆浮き出で,水の随(マニマ)に―・ふ/日本書紀(神武訓)」
関連用語
あぎと: 【顎門・顎・鰓】 〔「あぎ」はあご,「と」は所・門の意〕 (1)あご。 (2)魚のえら。 (3)「あぐ(鐖)」に同じ。
あぎと・う: アギトフ (動ハ四) 顎(アゴ)を動かして口をぱくぱく開く。 (1) 子供が,片言を言う。「皇子の鵠(クグイ)を見て―・ふことを得たりと/日本書紀(垂仁訓)」 (2) 魚が,水面に出て,口をぱくぱく開く。「魚皆浮き出で,水の随(マニマ)に―・ふ/日本書紀(神武訓)」
とう トフ: 「といふ」の転。 「これやこの名に負ふ鳴門の渦潮に玉藻苅る―・ふ海人娘子(アマオトメ)ども/万葉 3638」
あぎ: 【顎・腭】 (1)うわあご。[和名抄] (2)魚のえら。[新撰字鏡] ; 【吾君】 二人称。男性に親しみをもっていう語。あなた。きみ。 「いざ―,ふるくま(=人ノ名)が痛手負はずは/古事記(中)」 ; 【阿魏】 〔イラン語から〕 (1)セリ科の多年草。イラン・アフガニスタン地方原産。茎は太く高さ約1メートル。葉は大きく,形はニンジンに似て羽状に細裂する。茎頂に黄色の小花を
あまぎとうげ: 【天城峠】 伊豆半島中央部にある峠。海抜約830メートル。南北伊豆を結ぶ古くからの交通路。現在はトンネルが通じる。
のむぎとうげ: 【野麦峠】 長野県松本盆地と岐阜県高山地方を結ぶ飛騨街道にある峠。乗鞍岳南麓にあり,街道最大の難所。かつて,諏訪地方の製糸工場で働く飛騨の女工が越えていった峠。海抜1672メートル。
やなぎとうば: 【柳塔婆】 柳の木や枝を塔婆としたもの。年忌の最後として,三十三年忌などにたてる。
ぎと: 【義徒】 義のために立ち上がった人々。
ああのむぎとうげ: 【あゝ野麦峠】 記録文学。山本茂美著。1968年(昭和43)刊。飛騨の女工が,県境の野麦峠を越えて諏訪湖畔の製糸工場で過酷な労働に従った記録。
しゅうぎとうさい: 【衆議統裁】 会議で,各人の意見を聞いた上で,多数決によらず,委員長・議長などの判断で決定すること。
ぎと-ぎと: ■一■ [1] (副)スル 油が浮いたり,ついたりして,不快なさま。「油で手が―する」 ■二■ [0] (形動) {■一■}に同じ。「換気扇が油で―だ」
コギト: 〖(ラテン) cogito〗 〔「私は思考する」の意〕 人間の思考作用を指す。デカルトが絶対に確実な第一原理として以来,近代哲学の中心問題となる。
あぎに: 【阿耆尼】 ⇒アグニ
あぎ-と: [0] [1] 【顎門・顎・鰓】 (「あぎ」はあご,「と」は所・門の意) (1) あご。 (2) 魚のえら。 (3) 「あぐ(鐖)」に同じ。
あぎ-なし: [0] 【顎無し】 オモダカ科の多年草。沼地や溝などに生える。葉は根生して長い柄を有し,矢じり形に三裂する。夏から秋にかけ,40~80センチメートルの花茎を出し,白色の三弁の花を開く。