あくしょうもの 意味
- 【悪性者】
道楽者。浮気者。
「どうでも男は―/長唄・娘道成寺」
関連用語
あくしょう-もの: ―シヤウ― 【悪性者】 道楽者。浮気者。「どうでも男は―/長唄・娘道成寺」
ひゃくしょうもの: 【百姓物】 役柄による狂言の分類の一。百姓の年貢上納を題材とする脇狂言。「雁雁金(ガンカリガネ)」「弓矢」「松楪(マツユズリハ)」「勝栗」「餅酒」「三人夫(サンニンブ)」「昆布柿」「筑紫奥(ツクシノオク)」「佐渡狐」など。
あくしょう: 【悪性】 性質が悪いこと。特に,身持ちの悪いこと。酒色にふけること。また,そのさま。 「とかくさうした―な男を/浮世草子・禁短気」
しょうもの: 【抄物】 主として室町時代に作られた漢籍・仏典・漢文体国書の注釈書の総称(一部は江戸時代に入っても作られた)。多く,原典の書名に「抄」を付して「論語抄」「史記抄」のように呼ばれる。講述のための手控え,講述の聞き書き,それらを類纂(ルイサン)したものなどがある。漢文で書かれた漢文抄と漢字片仮名交じり文で書かれた仮名抄とがあり,後者は文語体と口語体とがある。口語体仮名抄は室町時代の口語を反映する
あくしょう-がね: ―シヤウ― 【悪性金】 「悪所金(アクシヨガネ)」に同じ。「親旦那の―を十四貫目横取りして/浄瑠璃・淀鯉(上)」
ぶしょうもの: 【無精者】 ほねおしみする者。ものぐさな者。 「生来の―」
みょうもくしょう: 【名目抄】 有職故実書。一巻。洞院実煕著。室町時代前期成立。約六〇〇の語彙を分類して,故実読みを記す。禁中方名目抄。
あくしょうがね: 【悪性金】 「悪所金(アクシヨガネ)」に同じ。 「親旦那の―を十四貫目横取りして/浄瑠璃・淀鯉(上)」
あくしょうぐるい: 【悪性狂ひ】 「悪所狂(アクシヨグル)い」に同じ。
あくしょうどころ: 【悪性所】 遊蕩(ユウトウ)する場所。遊里。
あくしょうばなし: 【悪性話】 酒色・遊蕩(ユウトウ)に関する話。
あくしょう-ぐるい: ―シヤウグルヒ 【悪性狂ひ】 「悪所狂(アクシヨグル)い」に同じ。
あくしょう-どころ: ―シヤウ― 【悪性所】 遊蕩(ユウトウ)する場所。遊里。
あくしょう-ばなし: ―シヤウ― [5] 【悪性話】 酒色・遊蕩(ユウトウ)に関する話。
あくしょ: 【悪書】 (1)低俗な内容の本。読者や社会に悪い影響を与えるいかがわしい本。 ⇔良書 「―追放」 (2)遊里や好色について書いた本。 ; 【悪所】 (1)山道や坂道などの,特に険しい所。難所。 (2)遊蕩(ユウトウ)する場所。遊里。悪所場。