あくた-もくた 意味

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  • (「芥藻屑(アクタモクズ)」の転という)
    (1)何の役にも立たないつまらないもの。がらくた。「ただ―をかきながせ/戴恩記」
    (2)欠点。短所。また,人の欠点をあげて悪口を言うこと。「充満坪の煤はきするやうに―をまけ出して/洒落本・船頭部屋」

関連用語

        あくたもくた:    〔「芥藻屑(アクタモクズ)」の転という〕 (1)何の役にも立たないつまらないもの。がらくた。 「ただ―をかきながせ/戴恩記」 (2)欠点。短所。また,人の欠点をあげて悪口を言うこと。 「充満坪の煤はきするやうに―をまけ出して/洒落本・船頭部屋」
        あくた:    【芥】 ごみ。ちり。くず。転じて,つまらないもの。 「最愛(イトオシ)みし人は―の如く我を悪(ニク)めるよ/金色夜叉(紅葉)」
        あくたい:    【悪態】 憎まれ口。悪口。あくたい口。あくたれ口。 「―の限りを尽くす」 ――をつ・く (面と向かって)悪口を言う。
        あくたい-ぐち:     [3] 【悪態口】 「あくたい」に同じ。
        あくたがわ:    【芥川】 (1)大阪府と京都府の境にある明神岳付近に源を発し,南流して高槻市付近で淀川に注ぐ川。また,その近辺の高槻市の地名。((歌枕))「人をとく―てふ津の国の名にはたがはぬものにぞありける/拾遺(恋五)」 (2)狂言の一。生田八幡に参詣する生姜手(シヨウガデ)の男と足の悪い男とが,芥川を渡り,互いに和歌でひやかし合う。脛薑(スネハジカミ)。 ; 【芥川】 姓氏の一。
        あくたび:    【芥火】 海人(アマ)が藻屑(モクズ)を燃やす火。
        あくたむし:    【芥虫】 ゴキブリの古名。[本草和名]
        あくたれ:    【悪たれ】 (1)憎まれ口をきいたり,乱暴をしたりして人に嫌がらせをすること。また,その人。 「―小僧」 (2)「悪たれ口」に同じ。
        あくたれる:    【悪たれる】 乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。 「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」
        あくたれ-ぐち:     [4] 【悪たれ口】 わざわざ相手を怒らせるように言う言葉。憎まれ口。あくたれ。「―をたたく」
        あくたれ-もの:     [0] [6] 【悪たれ者】 すぐに乱暴する者。また,悪たれ口をきく者。
        あくたろう:    【悪太郎】 狂言の一。酔って寝ている間に叔父に坊主にされた悪太郎は,それまでの乱暴を後悔し,通りかかった念仏僧とともに殊勝に念仏を唱える。 ; 【悪太郎】 (1)いたずらな子供をののしっていう語。いたずら小僧。 (2)乱暴者。 「―と申て,さけにようては,あくぎやく仕たるが/狂言・悪太郎」
        あくた場:    捨て場; 捨場; 芥場; ゴミ捨て場; 塵溜め; 掃き溜め
        あくた-がわ:    ―ガハ 【芥川】 (1) 大阪府と京都府の境にある明神岳付近に源を発し,南流して高槻市付近で淀川に注ぐ川。また,その近辺の高槻市の地名。((歌枕))「人をとく―てふ津の国の名にはたがはぬものにぞありける/拾遺(恋五)」 (2) 狂言の一。生田八幡に参詣する生姜手(シヨウガデ)の男と足の悪い男とが,芥川を渡り,互いに和歌でひやかし合う。脛薑(スネハジカミ)。
        あくた-び:     【芥火】 海人(アマ)が藻屑(モクズ)を燃やす火。

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