あく-た・れる 意味

発音を聞く:
  • [4][0]
    【悪たれる】
    (動ラ下一)
    乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」

関連用語

        た・れる:     【垂れる】 ■一■ [2] (動ラ下一) [文] ラ下二 た・る □一□(自動詞) (1) 水滴がしたたり落ちる。「水がぽたぽた―・れる」「鼻水が―・れそうになる」 (2) 一端を止められた紐(ヒモ)・布・紙などの他端が下にさがる。「長い髪が後ろに―・れている」「耳の―・れた犬」 □二□(他動詞) (1) 小便・大便などを排泄(ハイセツ)することをやや卑しめていう語。「糞(クソ)
        あくたれる:    【悪たれる】 乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。 「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」
        あまっ-た・れる:     [5] [0] 【甘ったれる】 (動ラ下一) (「あまたれる」の転) (1) 子供などが人なつこく甘える。ひどく甘える。「―・れた声」 (2) 他人の好意や援助をあてにして行動する。「そんな―・れた根性でどうする」
        あま-た・れる:     [4] [0] 【甘たれる】 (動ラ下一) 「あまったれる」に同じ。
        しお-た・れる:    シホ― [0] [4] 【潮垂れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 しほた・る (1) 元気がなくなる。あわれな様子になる。「しよぼしよぼと―・れた姿で帰つて来る/田舎教師(花袋)」 (2) (海水にぬれて)しずくが垂れる。ぐっしょりぬれる。「髪も袴も―・れて/平家 9」 (3) 涙にぬれる。また,嘆き沈む。「いと尊ければ皆人―・れ給ふ/源氏(鈴虫)」
        しみっ-た・れる:     [5] [0] (動ラ下一) (「しみたれる」の促音添加) (1) 金品を出し惜しむ。けちくさい。「さう―・れた真似も出来まいし/こころ(漱石)」 (2) 考えや気持ちなどが狭い。「―・れた了簡(リヨウケン)」 (3) 見ばえがしない。貧弱である。また,貧乏でみすぼらしい。「外国現代の芸術界は…ぢぢ穢(ムサ)い,―・れた空気に満ちては居ない/うづまき(敏)」
        しみ-た・れる:     [0] [4] (動ラ下一) (1) 「しみったれる{ (1) }」に同じ。「―・れたことをいうてぢやけれど,むりに無心は,わたしがいはしませぬ/洒落本・箱枕」 (2) 「しみったれる{ (3) }」に同じ。「―・れた山茶花の半開が/多情多恨(紅葉)」
        しょぼ-た・れる:     [0] [4] (動ラ下一) (1) 「しょぼぬれる」に同じ。「途中で雨に降られ―・れて帰って来た」 (2) 「しょぼくれる」に同じ。「―・れた男」
        あく:    【悪】 ※一※ ① (名) (1)わるいこと。否定すべき物事。道徳・法律などに背く行動や考え。 ⇔善 「近代社会が内包する―」「―の道に走る」「―の限りを尽くす」 (2)演劇で,敵役。悪役。 (3)〔近世語〕 悪口。悪態。 「よく―をいひなんす。ちつとだまんなんし/洒落本・妓娼精子」 ※二※ (接頭) 名詞に付いて,畏敬の念を抱かせるほど荒々しく強い意を表す。 「―七兵衛
        :    (1)五十音図タ行第一段の仮名。歯茎破裂音の無声子音と後舌の広母音から成る音節。 (2)平仮名「た」は「太」の草体。片仮名「タ」は「多」の末三画。 ; 【手】 〔「て(手)」の交替形〕 て(手)。多く「手綱(タヅナ)」「手折る」「たなごころ(掌)」など複合した形でみられる。 ; 【田】 (1)稲を栽培する耕地。多くは灌漑(カンガイ)設備を有し水稲栽培する水田をさす。たんぼ。
        た-た:     [1] 【多多】 (副) 多く。たくさん。多く「多多ある」の形で用いる。「この種の例が―あります」 ――ますます弁ず (漢書(韓信伝)) 事が多ければ多いほど巧みに処理する。また,多ければ多いほどよい。多多ますます善し。 (韓信が漢の高祖と将帥の力量について語ったとき,「陛下(高祖)は十万人程度の将器だが,自分は兵士の数は多ければ多いほどうまく指揮できる」と言ったという故事に
        −れる:    −られる
        れる:    (助動)(れ・れ・れる・れる・れれ・れろ(れよ)) (自発・受け身・可能・尊敬の助動詞「る」の口語形。中世以降の語) 受け身・可能・自発・尊敬の助動詞。下一段型活用。ただし,可能・自発・尊敬の意を表す場合には,命令形は用いられない。五段活用動詞の未然形,およびサ行変格活用動詞の未然形の「さ」に付く。 (1) 受け身の意を表す。(ア)動作・作用の主体の利害に関係するもの。「いつの間にか財布を盗
        あくい:    【悪意】 (1)他人に害を与えようとする心。他人を憎む心。わるぎ。わるげ。 ⇔好意 「―をもつ」「―を抱く」「―にみちた批評」 (2)わるい意味。意地のわるい見方。 ⇔善意 「―に解釈する」 (3)〔法〕(ア)一定の事実を知っていること。法律上の効果に影響する場合がある。例えば,ある取引について存在する特殊の事情を知っている第三者を「悪意の第三者」という。道徳的善悪とは別のもの。
        あくか:    【悪貨】 ⇒あっか(悪貨)

隣接する単語

  1. "あく-そうきゅう" 意味
  2. "あく-そく" 意味
  3. "あく-たい" 意味
  4. "あく-たれ" 意味
  5. "あく-たろう" 意味
  6. "あく-だま" 意味
  7. "あく-ち" 意味
  8. "あく-ちしき" 意味
  9. "あく-ちゃり" 意味
  10. "あく-たれ" 意味
  11. "あく-たろう" 意味
  12. "あく-だま" 意味
  13. "あく-ち" 意味
パソコン版で見る

著作権 © 2024 WordTech 株式会社