あぐりあみ 意味
- 【揚繰(り)網】
巻き網の一。長方形の網で魚群を取り囲み,網裾を繰り上げて,魚が下方へ逃げないようにして漁獲するもの。主に,イワシ・カツオなどの回遊魚に用いる。
例文
- 1891年に国内で初めて綿糸を使用した「揚繰網(あぐりあみ)」を考案し、現在の八戸市鮫・湊海岸の前浜で試験操業を行う。
関連用語
あぐり-あみ: [3] [0] 【揚繰(り)網】 巻き網の一。長方形の網で魚群を取り囲み,網裾を繰り上げて,魚が下方へ逃げないようにして漁獲するもの。主に,イワシ・カツオなどの回遊魚に用いる。
てぐりあみ: 【手繰り網】 引き網の一。袋網と両翼に付けた袖網・引網から成り,たぐり寄せて船上に上げ,漁獲する。主にカレイ・ヒラメ・カニ・エビなどをとる。てぐり。
そそりあぐ: (1)おだてあげる。あおり立てる。 「あのたはけでは久しうはこたへまい。寄つて―・げて急にもみつぶせ/浮世草子・禁短気」 (2)座をにぎやかにする。浮き立たせる。 「ゆすりあげよ,―・げ/神楽歌」「招かざるに集まり来たりて―・げ奉る/浮世草子・子息気質」
まもりあぐ: 【守り上ぐ】 じっと見上げる。 「この女を―・げて此の蛇(クチナワ)はゐたり/宇治拾遺 4」
てぐり-あみ: [3] [0] 【手繰り網】 引き網の一。袋網と両翼に付けた袖網・引網から成り,たぐり寄せて船上に上げ,漁獲する。主にカレイ・ヒラメ・カニ・エビなどをとる。てぐり。
さぐりあい: 【探り合い】 (1)互いに,相手の考えや事情などをさぐりあうこと。 「腹の―」 (2)歌舞伎で,立ち回りの一種。暗闇の中で行われると仮定して演ずるもの。
さぐりあし: 【探り足】 前方が見えないときなど,足先で地面をさぐるようにして歩く歩き方。 「暗闇を―で進む」
なぐりあい: 【殴り合い】 互いになぐりあうこと。けんかをすること。 「口論から―になる」
なぐりあう: 【殴り合う】 fight.
めぐりあい: 【巡り合い・回り合い】 めぐりあうこと。思いがけずに出会うこと。邂逅(カイコウ)。 「劇的な―」
めぐりあう: 【巡り合う・回り合う】 長いことかかってやっと出会う。思いがけなく出会う。 「幼なじみと―・う」「良師に―・う」 ‖可能‖ めぐりあえる
くさりあみ: 【鎖編み】 かぎ針で,一つのループから糸を引き出して次のループを作る編み方。
くりあみ: 【繰(り)網】 引き網の一。水底にいる魚をとるための小規模のもの。手繰(テグ)り網・打た瀬網など。
ことりあみ: 【小鳥網】 秋に大群をなして渡ってくる小鳥を捕らえるのに用いる網。霞網(カスミアミ)など。﹝季﹞秋。《―声なくかゝる一羽かな/鈴鹿野風呂》
しばりあみ: 【縛り網】 巻き網の一。網の両翼を袖状に交差させて魚を包囲し,中央の袋網に追い込んで漁獲する。瀬戸内海で鯛網(タイアミ)として使用。