あけはらう 意味
- 【明け払う・開け払う】
あけはなす。
「客間の障子を―・つて…対座つてゐた/社会百面相(魯庵)」
関連用語
あけはなし: 【明け放し・開け放し】 (1)「あけっぱなし{(1)}」に同じ。 「門を―にする」 (2)「あけっぱなし{(2)}」に同じ。 「東京は田舎と違つて万事が―だから/三四郎(漱石)」
あけはなす: 【明け放す・開け放す】 (1)戸や窓をすっかり開ける。また,あけたままにしておく。あけはなつ。 「―・した窓から涼しい風が入ってくる」 (2)隠し立てせず,ありのままに話したり見せたりする。 「お互に―・してしまふことが出来る/野菊之墓(左千夫)」
あけはなつ: 【明け放つ・開け放つ】 「あけはなす{(1)}」に同じ。 「―・たれた窓」
はらう: 【払う】 (1)じゃまなもの,無益なもの,不用なもの,害をなすものなどを除く。(ア)手などで勢いよく除き去る。 「ほこりを―・う」「天井のすすを―・う」「肩に積もった雪を―・う」(イ)刃物でさっと切って取り除く。切り払う。「立ち木の下枝を―・う」「鎌(カマ)で下草を―・う」(ウ)使用するために,取り除く。「刀の鞘(サヤ)を―・う」「襖(フスマ)を―・う」(エ)自分のほうへ向かってくるものを
いけはら-ダム: 【池原―】 奈良県吉野郡下北山村,熊野川支流の北山川にある発電用ダム。アーチ式で,堤高111メートル。総貯水量3億3800万立方メートル。1964年(昭和39)完成。
うけはらい: 【受け払い】 受け取ることと支払うこと。
かけはらい: 【掛(け)払い】 ⇒延(ノ)べ払(バラ)い
けはらい: 【毛払い】 木の柄に獣毛を植えつけたはけ。ブラシ。
たけはら: 【竹原】 広島県南部,瀬戸内海に臨む市。近世に塩田・酒造・海運により発展。ブドウ・赤煉瓦を特産。古い町並みが保存されている。
やけはら: 【焼け原】 「焼け野原」に同じ。
あけはなれる: 【明け離れる】 夜がすっかり明ける。あけわたる。 「鶏鳴暁(アカツキ)を告げて夜は―・れた/薄命のすず子(お室)」
いけはらダム: 奈良県吉野郡下北山村,熊野川支流の北山川にある発電用ダム。アーチ式で,堤高111メートル。総貯水量3億3800万立方メートル。1964年(昭和39)完成。
たけはら-こふん: 【竹原古墳】 福岡県鞍手郡若宮町にある装飾古墳。全長30メートルの前方後円墳ないし円墳。横穴式石室にさしば・馬・人・舟の彩画がある。
あけ-はら・う: ―ハラフ [4] 【明け払う・開け払う】 (動ワ五 [ハ四] ) あけはなす。「客間の障子を―・つて…対座つてゐた/社会百面相(魯庵)」
うちはらう: 【打(ち)払う】 (1)さっとはらう。 「袖(ソデ)を―・う」 (2)たたいてはらう。 「ほこりを―・う」 (3)(「撃ち払う」とも書く)大砲などを撃って追い払う。 「異国船を―・う」 (4)(敵を)攻めて追い払う。平定する。 「せめいりて,…やすやすと―・ひてけり/愚管 5」 ‖可能‖ うちはらえる