あけ-のこ・る 意味
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【明け残る】
(動ラ四)
(月や星が)夜が明けても,まだ空に残っている。まだ夜が明けきらない。「―・る星の数ぞ消えゆく/風雅(雑中)」
関連用語
あけのこる: 【明け残る】 (月や星が)夜が明けても,まだ空に残っている。まだ夜が明けきらない。 「―・る星の数ぞ消えゆく/風雅(雑中)」
のこ・る: [2] 【残る】 (動ラ五 [四] ) (1) (「遺る」とも書く)失われたりしないで,もとのまま保存されている。もとの状態のままである。「頂上にはまだ雪が―・っている」「昔の町並みが―・っている」「少年の頃の面影が―・っている」「古い風習が―・っている」 (2) 全体のうちの一部がなくならないでいる。「ご飯が―・る」「仕事がまだ―・っている」 (3) ほとんどが無くなったり
あけのころも: 【明けの衣】 「あかは(明衣){(2)}」に同じ。 ; 【緋の衣】 ⇒あけごろも(緋衣)
あけ-わた・る: [4] 【明け渡る】 (動ラ五 [四] ) 夜がすっかり明ける。「夜はほのぼのと―・り/西洋道中膝栗毛(魯文)」
いき-のこ・る: [4] [0] 【生(き)残る】 (動ラ五 [四] ) 他の者が死んだあとも生き続ける。「激戦に―・る」「企業間競争に―・る」 [可能] いきのこれる
い-のこ・る: ヰ― [3] 【居残る】 (動ラ五 [四] ) 他の人の帰ったあとまで,また定刻よりあとまで残る。「一人だけ―・る」 [可能] いのこれる
うれ-のこ・る: [4] 【売れ残る】 (動ラ五 [四] ) (1) 商品が売れずに残る。「半分ほど―・った」 (2) 俗に,女性が婚期をのがして独身でいる。
かち-のこ・る: [4] [0] 【勝(ち)残る】 (動ラ五 [四] ) 試合・勝負に勝って,次の戦いに出場する権利を得る。「地区予選に―・る」 [可能] かちのこれる
かれ-のこ・る: [4] 【枯れ残る】 (動ラ五 [四] ) 他のものが枯れたあとにそれだけが枯れずに残る。「―・ったすすき」
きえ-のこ・る: [4] 【消え残る】 (動ラ五 [四] ) (1) 全部消えてしまわないで,一部分が残る。「―・った雪」 (2) 生き残る。「何とて我が身―・りけむ/源氏(橋姫)」
くれ-のこ・る: [4] 【暮れ残る】 (動ラ五 [四] ) 日が沈んだあとでも,なお明るさが残り,ぼんやりと見える。「白く―・る夕顔の花」
さき-のこ・る: [4] 【咲(き)残る】 (動ラ五 [四] ) (1) ほかの花が散ったあとまで咲いている。「梅一輪,こずえに―・る」 (2) ほかの花が咲いても,まだ咲かないでいる。遅れて咲く。「爛熳とは…一片でまり―・らぬなり/中華若木詩抄」
ちり-のこ・る: [4] 【散(り)残る】 (動ラ五 [四] ) 大部分が散ったあとに,散らないで残る。「―・った梢(コズエ)の枯れ葉」
やけ-のこ・る: [4] 【焼け残る】 (動ラ五 [四] ) (建物が)焼けずに残る。「一軒だけ―・った」
あけ: 【開け】 始まったばかりであること。他の語と複合して用いられる。 「シーズン―」「口―」 ; 【明け】 (1)夜が明けること。明け方。 ⇔暮れ 「―の明星」 (2)他の語と複合して用いられる。(ア)ある期間が終わること。また,終わった直後。 「連休―」「梅雨―」(イ)新しい年,新しい日に替わること。「―四歳の馬」 ; 【朱・緋】 (1)赤い色。緋色(ヒイロ)・朱色・