あけ-はな・れる 意味
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【明け離れる】
(動ラ下一)[文]ラ下二 あけはな・る
夜がすっかり明ける。あけわたる。「鶏鳴暁(アカツキ)を告げて夜は―・れた/薄命のすず子(お室)」
関連用語
あけはなれる: 【明け離れる】 夜がすっかり明ける。あけわたる。 「鶏鳴暁(アカツキ)を告げて夜は―・れた/薄命のすず子(お室)」
あけはなし: 【明け放し・開け放し】 (1)「あけっぱなし{(1)}」に同じ。 「門を―にする」 (2)「あけっぱなし{(2)}」に同じ。 「東京は田舎と違つて万事が―だから/三四郎(漱石)」
あけはなす: 【明け放す・開け放す】 (1)戸や窓をすっかり開ける。また,あけたままにしておく。あけはなつ。 「―・した窓から涼しい風が入ってくる」 (2)隠し立てせず,ありのままに話したり見せたりする。 「お互に―・してしまふことが出来る/野菊之墓(左千夫)」
あけはなつ: 【明け放つ・開け放つ】 「あけはなす{(1)}」に同じ。 「―・たれた窓」
あけ-はなし: [0] 【明け放し・開け放し】 (名・形動) (1) 「あけっぱなし{ (1) }」に同じ。「門を―にする」 (2) 「あけっぱなし{ (2) }」に同じ。「東京は田舎と違つて万事が―だから/三四郎(漱石)」
あけ-はな・す: [4] 【明け放す・開け放す】 (動サ五 [四] ) (1) 戸や窓をすっかり開ける。また,あけたままにしておく。あけはなつ。「―・した窓から涼しい風が入ってくる」 (2) 隠し立てせず,ありのままに話したり見せたりする。「お互に―・してしまふことが出来る/野菊之墓(左千夫)」
あけ-はな・つ: [4] 【明け放つ・開け放つ】 (動タ五 [四] ) 「あけはなす{ (1) }」に同じ。「―・たれた窓」
あけくれる: 【明け暮れる】 (1)その事をして毎日を過ごす。熱中する。 「読書に―・れる」 (2)夜が明け,日が暮れる。月日が過ぎる。 「心もとなくおぼしつつ―・るるに/源氏(野分)」
あけ-く・れる: [4] [0] 【明け暮れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 あけく・る (1) その事をして毎日を過ごす。熱中する。「読書に―・れる」 (2) 夜が明け,日が暮れる。月日が過ぎる。「心もとなくおぼしつつ―・るるに/源氏(野分)」
はな・れる: [3] 【放れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 はな・る (「離れる」と同源) つながれていた動物などが,自由に動きだす。「矢が弦(ツル)を―・れる」「鷹飼ひのまだも来なくにつなぎ犬の―・れていかむ/拾遺(物名)」
かけ-はな・れる: [5] [0] 【掛(け)離れる・懸(け)離れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 かけはな・る (1) 遠くへだたる。「遠く―・れた土地」 (2) 相違が大きい。大きな差がある。「現実と―・れた理想論」「実力が―・れている」 (3) 関係がうすくなる。疎遠になる。「など山の井の―・るらむ/源氏(若紫)」
ではなれる: 【出離れる】 その区域から出る。 「町を―・れると海が見える」
で-はな・れる: [0] [4] 【出離れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 ではな・る その区域から出る。「町を―・れると海が見える」
とび-はな・れる: [5] 【飛(び)離れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 とびはな・る (1) 急に身を躍らせて離れる。とびのく。「びっくりして―・れる」 (2) かけはなれる。(ア)遠く離れている。「本土から―・れた孤島」(イ)非常なへだたりがある。段違いである。とびぬける。「―・れた成績の持ち主」
はなれる: 【離れる】 (1)接していたものの間隔がひらいた状態になる。 「船が岸から―・れる」「車輪が地面を―・れた」 (2)ある場所との間にある程度の距離がある。へだたる。 「町の中心部を―・れた静かな所」「彼の家は駅から二キロほど―・れている」 (3)心理的な緊密さがなくなる。(ア)親近感や信頼感が次第になくなる。 「気持ちが―・れる」「人心が政権から―・れる」(イ)ある思いが頭からなく