あげば 意味
- 【揚(げ)場・上(げ)場】
(1)船荷を陸揚げする場所。
(2)(「上げ場」と書く)取引で,株式などを売買の場にのぼすこと。
関連用語
あげばり: 【幄・揚げ張り】 「幄(アク)の屋(ヤ)」に同じ。 「東の方には錦の―を長く起てて/今昔 6」
とりあげばば: 【取(り)上げ婆】 出産の介助をして子を取り上げる人。昔は年を取った婦人がしたのでいう。今の助産婦。産婆。取り上げばあさん。
げば: 【下馬】 (1)馬から下りること。社寺の境内・貴人の門前などで敬意を表して馬から下りること。下乗。 (2)「下馬先」の略。 →下馬評 (3)下等な馬。
おお-げば: オホ― [3] 【大下馬】 (1) 城や社寺の前に,下馬のしるしに置く大きな石や木。 (2) 江戸城大手門外の下馬所。
げばこ: 【餉箱】 托鉢僧(タクハツソウ)が首にかけて施米(セマイ)を入れる箱。 「勧化(カンゲ)の幡と―を首へ掛けて出てくる/歌舞伎・名歌徳」
げばな: 【夏花】 夏安居(ゲアンゴ)のとき,仏前に供える花。﹝季﹞夏。
げば-さき: [0] [4] 【下馬先】 (1) 社寺・城などの門前の下馬札を立ててある所。下馬。 (2) { (1) }で槍持ちなどの供奴が主人に対してとる作法。頭を少しかがめ,手先をあげて手を振り,腰をひねりながら足取りをそろえて歩く。「御前が近いせり合はず―をして振りませい/浄瑠璃・薩摩歌」
げば-ふだ: [2] 【下馬札】 「下馬」「下乗」と書いて社寺や城の門前などに立てる立札。下馬牌(ゲバハイ)。二字札。
にげば: 【逃(げ)場】 逃げたり隠れたりするのによい場所。逃げ場所。 「―を失う」
あげ: 【揚(げ)】 (1)(「上げ」とも書く)着物の丈や裄(ユキ)を長めに仕立て,余分を肩・腰などで畳んで縫い上げておくこと。また,その畳んだ部分。 「―をおろす」 (2)油で揚げること。また,揚げたもの。他の語と複合して用いられる。 「さつま―」 (3)「油揚げ」の略。 (4)客が遊女などを遊興の場へ呼ぶこと。また,遊女・芸者などを一昼夜通して買うこと。 「小かんが―の侍も/浄瑠璃・
おおげば: 【大下馬】 (1)城や社寺の前に,下馬のしるしに置く大きな石や木。 (2)江戸城大手門外の下馬所。
かげばいり: 【陰這入り】 物陰で人目を盗んでなまけること。 「―せまいぞ/浄瑠璃・娥哥がるた」
かげばら: 【陰腹】 人形浄瑠璃・歌舞伎の演出・演技で,登場人物が人知れず切腹し,それを秘して苦痛をこらえながら心中をあかすこと。
かげばり: 【影貼り】 染色や日本画で,輪郭外の彩色がしみ込まないように,描いた絵の上に型紙を置くこと。礬水(ドウサ)を引いた美濃紙などを使う。縁蓋(エンブタ)。
げばおとし: 【下馬落とし】 主人の供をする槍侍(ヤリザムライ)が,出発のとき,穂先を主人の前に出して検閲を受けてから槍を押し立てること。