あげまさり 意味
- 【上げ優り】
元服して髪を上げた顔かたちが,以前よりまさって見えること。
⇔上げ劣り
「いづれもいと美しき御―也/増鏡(老のなみ)」
関連用語
あげ-まさり: 【上げ優り】 元服して髪を上げた顔かたちが,以前よりまさって見えること。 上げ劣り 「いづれもいと美しき御―也/増鏡(老のなみ)」
まさり: 【勝り・優り】 まさること。すぐれていること。現代語では多く他の語と複合して用いる。 「男―」「親―」
かげまさ: 【景正】 ⇒加藤景正(カトウカゲマサ)
しげまさ: 【重政】 ⇒北尾(キタオ)重政
あげまい: 【上米】 1722年,八代将軍吉宗が,幕府の財政窮乏を救うため,諸大名に,一万石につき百石の割合で毎年上納させた米。31年に廃止。
あげまき: 【揚巻】 歌舞伎「助六(スケロク)」で,助六の愛人である遊女の名。京都で万屋助六と心中した島原の遊女揚巻がモデル。 ; 【総角・揚巻】 (1)古代の少年の髪形。頭髪を中央から二分し,耳の上で輪の形に束ね,二本の角のように結ったもの。また,その髪形の少年。角髪(ツノガミ)。 (2)「揚巻結び」の略。 (3)鎧(ヨロイ)の背や兜(カブト)の鉢の後ろの環につけた,揚巻結びの緒。 →大鎧
あげまく: 【揚(げ)幕】 (1)能舞台で,橋懸(ハシガ)かりと鏡の間との境にある幕。切り幕。お幕。 →能舞台 (2)歌舞伎で,花道への出入り口の幕。
あげまつ: 【上松】 長野県木曾郡の町。中山道の宿駅の一。木曾谷の木材を集散し,製材業が盛ん。近くに奇勝寝覚(ネザメ)の床・木曾の桟(カケハシ)跡がある。
あげまど: 【揚(げ)窓】 戸の上端を蝶番(チヨウツガイ)などでとめ,外側に押し上げて開くようにした窓。つきあげまど。
あげまり: 【上げ鞠】 蹴鞠(ケマリ)で,最初に鞠を蹴上げること。高からず低からず,掛かりの木や人に当たらないように蹴らなければならない。貴人か名人がつとめた。
かとう-かげまさ: 【加藤景正】 鎌倉時代の陶工。本名,四郎左衛門。通称,藤四郎。晩年入道して春慶。1223年道元に従って入宋。陶法を学び帰国して尾張国瀬戸に開窯したといわれる。陶工の祖と呼ばれ,代々藤四郎の名が継承される。生没年未詳。
きたお-しげまさ: キタヲ― 【北尾重政】 (1739-1820) 江戸中・後期の浮世絵師。独学で一家をなす。錦絵の美人画をよくし,独自の画風を完成。北尾派の祖。また,能書家でもあった
あげさげまど: 【上げ下げ窓】 a sash window.
あげまき-むすび: [5] 【揚巻結び】 ひもの結び方の一。左右に輪を出し,中を石畳のようにした飾り結び。鎧(ヨロイ)・御簾(ミス)などに用いる。あげまき。
かいあげまい: 【買上米】 政府が民間から買い上げる米。