あげ-かす 意味
関連用語
あげかす: 【揚げ滓】 揚げ物をしたあと油に残るかす。
あげ: 【揚(げ)】 (1)(「上げ」とも書く)着物の丈や裄(ユキ)を長めに仕立て,余分を肩・腰などで畳んで縫い上げておくこと。また,その畳んだ部分。 「―をおろす」 (2)油で揚げること。また,揚げたもの。他の語と複合して用いられる。 「さつま―」 (3)「油揚げ」の略。 (4)客が遊女などを遊興の場へ呼ぶこと。また,遊女・芸者などを一昼夜通して買うこと。 「小かんが―の侍も/浄瑠璃・
かす: 【滓】 ※一※ ① (名) (1)液体の底にたまる沈殿物。液体をこしたあとに残る不純物。 (2)必要な部分を取ったあとに残るもの。くず。 (3)ねうちのないもの。ひどくつまらないもの。 「バーゲン-セールで―をつかまされた」「人間の―」 (4)花合わせで,一点ふだ。かすふだ。 ※二※ (接頭) 〔近世語〕 人を表す語に付いて,あなどりの気持ちやののしりの気持ちを表す。 「―
かす-かす: ■一■ [1] [0] (副)スル (1) (「と」を伴うこともある)食物の水気が乏しいさま。「―(と)していてまずい」 (2) どうにかこうにか。やっとのことで。「―,間に合った」 ■二■ [0] (形動) (1) {■一■ (1) }に同じ。「―の大根」 (2) かろうじて満たしているさま。「―で予選を通過した」「電車賃にさえ―だ」
かすかす: ※一※ ①◎ (副) (1)(「と」を伴うこともある)食物の水気が乏しいさま。 「―(と)していてまずい」 (2)どうにかこうにか。やっとのことで。 「―,間に合った」 ※二※ ◎ (形動) (1){※一※(1)}に同じ。 「―の大根」 (2)かろうじて満たしているさま。 「―で予選を通過した」「電車賃にさえ―だ」
丸かす・円かす: まろかす (1)まるくする。まるめて一つにする。 「沈の箱に瑠璃の坏二つすゑて,おほきに―・しつつ入れ給へり/源氏(梅枝)」 (2)頭髪を剃(ソ)る。まるめる。[ヘボン(三版)]
梳かす・解かす: とかす ② 〔「とかす(溶)」と同源〕 もつれていた毛に櫛を入れて整える。とく。 「髪を―・す」「頭を―・す」 〝可能〞 とかせる
生かす・活かす: いかす ② (1)命を保たせる。生きていさせる。 ⇔殺す 「―・すも殺すもこちら次第」 (2)能力・性能などを十分に発揮させる。 ⇔殺す 「才能を―・す」「経験を―・す」 (3)活用する。 「余白を―・す」 (4)印刷物の校正で,一度消した字句を復活させる。 (5)生き返らせる。[日葡] 〝可能〞 いかせる
盪かす・蕩かす: とらかす (1)溶解する。とかす。 「金は火に―・されうぞ/史記抄 7」 (2)惑わして本心を失わせる。また,心を和らげてうっとりさせる。とろかす。 「酒をたしみ,女におぼれ,夙夜に思ひを―・し,志をほしいままにして/保元(下・古活字本)」
脅かす・嚇かす: おどかす ◎③ (1)びっくりさせる。おどろかす。 「うしろからわっと言って―・す」 (2)言葉や動作などで相手をこわがらせる。おどす。脅迫(キヨウハク)する。威嚇(イカク)する。 「試験がむつかしいと―・された」 〝可能〞 おどかせる
あき-あげ: [0] 【秋上げ】 稲刈りなど,その年の農事がすべて終わること。また,その祝い。秋収め。
あげお: 【上尾】 埼玉県中部の市。近世,中山道の宿場町・市場町。第二次大戦後は工場進出で都市化が進む。 ; 【上緒】 冠の左右に付けて頭上に引き上げ,髻(モトドリ)の所で結んだ緒。平安後期には形式化して,巾子(コジ)の根に留めた。
あげく: 【挙(げ)句・揚(げ)句】 〔(2) が原義〕 (1)いろいろやってみた結果。結局のところ。副詞的にも用いる。 「さんざん苦労した―がこの始末だ」「いろいろ難癖をつけた―,何も買わずに帰った」 (2)連歌・連句において最後の句のこと。 ⇔発句(ホツク) ――の果て 「挙げ句」を強調した言い方。いろいろな経過をへた最後。とどのつまり。
あげず: 【上げず】 間をおかないで。 「三日に―やってくる」
あげた: 【上げ田・高田】 高い土地にある田。 ⇔下田(クボタ) 「その兄―を作らば,汝命(イマシミコト)は下田(クボタ)を営(ツク)りたまへ/古事記(上訓)」