あげ-は 意味
関連用語
あげ: 【揚(げ)】 (1)(「上げ」とも書く)着物の丈や裄(ユキ)を長めに仕立て,余分を肩・腰などで畳んで縫い上げておくこと。また,その畳んだ部分。 「―をおろす」 (2)油で揚げること。また,揚げたもの。他の語と複合して用いられる。 「さつま―」 (3)「油揚げ」の略。 (4)客が遊女などを遊興の場へ呼ぶこと。また,遊女・芸者などを一昼夜通して買うこと。 「小かんが―の侍も/浄瑠璃・
は: (1)五十音図ハ行第一段の仮名。声門摩擦音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。 (2)平仮名「は」は「波」の草体。片仮名「ハ」は「八」の全画。 〔(1)「は」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「は」は平安時代半ば以後,語中語尾では,一般にワと発音され
あき-あげ: [0] 【秋上げ】 稲刈りなど,その年の農事がすべて終わること。また,その祝い。秋収め。
あげお: 【上尾】 埼玉県中部の市。近世,中山道の宿場町・市場町。第二次大戦後は工場進出で都市化が進む。 ; 【上緒】 冠の左右に付けて頭上に引き上げ,髻(モトドリ)の所で結んだ緒。平安後期には形式化して,巾子(コジ)の根に留めた。
あげく: 【挙(げ)句・揚(げ)句】 〔(2) が原義〕 (1)いろいろやってみた結果。結局のところ。副詞的にも用いる。 「さんざん苦労した―がこの始末だ」「いろいろ難癖をつけた―,何も買わずに帰った」 (2)連歌・連句において最後の句のこと。 ⇔発句(ホツク) ――の果て 「挙げ句」を強調した言い方。いろいろな経過をへた最後。とどのつまり。
あげず: 【上げず】 間をおかないで。 「三日に―やってくる」
あげた: 【上げ田・高田】 高い土地にある田。 ⇔下田(クボタ) 「その兄―を作らば,汝命(イマシミコト)は下田(クボタ)を営(ツク)りたまへ/古事記(上訓)」
あげち: 【上知・上地】 江戸時代,幕府が大名・旗本・御家人から,また大名が家臣から,それぞれの知行地を没収すること。また,その土地。じょうち。
あげて: 【挙げて】 (1)すべて。のこらず。こぞって。 「野党は―反対した」 (2)いちいち。ひとつひとつ。 「心を悩ますことは―計ふべからず/方丈記」
あげど: 【揚(げ)戸】 (1)たてみぞに沿って上げ下げする戸。 (2)戸の上部を蝶番(チヨウツガイ)で取り付け,上につり上げてあける戸。
あげに: 【揚(げ)煮】 煮崩れしやすい材料などを,いったん油で揚げてから煮る調理法。 ; 【揚(げ)荷】 船から陸揚げされた荷。
あげは: 【揚羽】 アゲハチョウの略。
あげば: 【揚(げ)場・上(げ)場】 (1)船荷を陸揚げする場所。 (2)(「上げ場」と書く)取引で,株式などを売買の場にのぼすこと。
あげふ: 【揚げ麩】 生麩(ナマフ)を油で揚げたもの。
あげや: 【揚屋】 江戸時代,太夫(タユウ)・格子など上級の遊女を呼んで遊ぶ家。江戸では宝暦(1751-1764)頃廃れた。