あげ-まさり 意味
- 【上げ優り】
元服して髪を上げた顔かたちが,以前よりまさって見えること。
上げ劣り
「いづれもいと美しき御―也/増鏡(老のなみ)」
関連用語
あげまさり: 【上げ優り】 元服して髪を上げた顔かたちが,以前よりまさって見えること。 ⇔上げ劣り 「いづれもいと美しき御―也/増鏡(老のなみ)」
まさり: 【勝り・優り】 まさること。すぐれていること。現代語では多く他の語と複合して用いる。 「男―」「親―」
おとこ-まさり: ヲト― [4] 【男勝り】 (名・形動) 女が男以上に気性が強く,しっかりしていること。また,そのさまやそういう女。「―の女性」「―な気性」
おやまさり: 【親勝り】 子供が親よりも人物・才能などですぐれている・こと(さま)。また,そのような子。 「―の器量よし」
おや-まさり: [3] 【親勝り】 (名・形動) [文] ナリ 子供が親よりも人物・才能などですぐれている・こと(さま)。また,そのような子。「―の器量よし」
かえまさり: 【替へ優り】 物をとりかえて,前よりよい物を得ること。 ⇔替え劣り 「げに―もや覚えまし/狭衣 1」
かえ-まさり: カヘ― 【替へ優り】 物をとりかえて,前よりよい物を得ること。 替え劣り 「げに―もや覚えまし/狭衣 1」
こころ-まさり: 【心勝り】 (名)スル (1) 予想よりもすぐれていること。 心劣り 「いよいよ―してめでおぼしめしけり/著聞 8」 (2) 姿かたちより心の方がすぐれていること。「継信は―の剛の人にて/謡曲・摂待」
ちかまさり: 【近優り】 近づいて見ると,遠くで見るより,すぐれて見えること。 ⇔近劣り 「御心ざしの,―するなるべし/源氏(明石)」
ちから-まさり: [4] 【力優り】 力が他にすぐれて強いこと。また,その人。
ちか-まさり: 【近優り】 (名)スル 近づいて見ると,遠くで見るより,すぐれて見えること。 近劣り 「御心ざしの,―するなるべし/源氏(明石)」
つかさ-まさり: 【官増さり】 官位の昇進すること。「―としきなみぞ立つ/枕草子 92」
ほうし-まさり: ホフ― 【法師勝り】 法師になって人柄が俗人の時より一段と立派になること。「なかなか―したる人になむ侍りける/源氏(若紫)」
まさりがお: 【優り顔・勝り顔】 得意げな顔つき。 「あな,―や/宇津保(国譲上)」
まさりぐさ: 【優り草・勝り草】 菊の異名。 「盃に向かへば色もなほ―/謡曲・松虫」