あさかげ 意味
- 【朝影】
(1)朝,鏡に映った顔や姿。
「―見つつ少女(オトメ)らが手にとり持てるまそ鏡/万葉 4192」
(2)朝日に照らされてできる細長く弱々しい影。恋にやつれた姿などをたとえる。
「―にあが身はなりぬ/万葉 2664」
(3)朝日の光。
⇔夕影
例文
- 安積原野(あさかげんや)とは福島県郡山市とその周辺地域で阿武隈川に向かって傾斜し谷の多い水利の悪い丘陵地一帯をいう。
関連用語
あさ-かげ: [2] [0] 【朝影】 (1) 朝,鏡に映った顔や姿。「―見つつ少女(オトメ)らが手にとり持てるまそ鏡/万葉 4192」 (2) 朝日に照らされてできる細長く弱々しい影。恋にやつれた姿などをたとえる。「―にあが身はなりぬ/万葉 2664」 (3) 朝日の光。 夕影
さかげ: 【逆毛】 (1)毛並みが逆の方向に向いていること。 (2)(女性の髪で)髪の毛を逆立ててふくらませること。
あさか: 【安積・浅香】 福島県南部の旧郡名。1965年(昭和40)郡内の全町村が郡山市と合併。 ; 【安積】 姓氏の一。 ; 【朝霞】 埼玉県南部の市。もと川越街道の宿場町として発展。朝霞浄水場・陸上自衛隊駐屯地がある。
あさひかげ: 【朝日影】 朝日の光。 「―にほへる山に/万葉 495」
あさひ-かげ: [3] 【朝日影】 朝日の光。「―にほへる山に/万葉 495」
くさかげ: 【草陰】 生い茂った草の陰。
くさかげの: 【草陰の】 地名「荒藺(アライ)」「安努(アノ)」にかかる。かかり方未詳。草深い意で実景によってかかるとも,草陰の畦(アゼ)の意で,「あぜ」の古語「あ」にかかるともいう。 「―安努な行かむと墾(ハ)りし道/万葉 3447」
くさかげ-の: 【草陰の】 (枕詞) 地名「荒藺(アライ)」「安努(アノ)」にかかる。かかり方未詳。草深い意で実景によってかかるとも,草陰の畦(アゼ)の意で,「あぜ」の古語「あ」にかかるともいう。「―安努な行かむと墾(ハ)りし道/万葉 3447」
あさかい: 【朝会】 夏の早朝に催される茶会。茶事七式の一。朝の茶事。朝茶。
あさかしゃ: 【浅香社】 1893年(明治26),落合直文の興した歌人の結社。直文の住む東京の浅嘉町にちなむ。古習の打破と個性尊重を唱え,門下から与謝野鉄幹・金子薫園・尾上柴舟らが出た。
あさかぜ: 【朝風】 (1)朝吹く風。 ⇔夕風 (2)日が出てしばらくの間,海岸では陸から海へ,山地では山頂から谷へ吹く風。
あさかやま: 【安積山・浅香山】 福島県郡山市にある山。「安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心をわが思はなくに/万葉 3807」にまつわる伝説が万葉集・大和物語などに見える。((歌枕))
あさかわ: 【浅川】 (1)東京都八王子市の地名。甲州街道の宿駅として発達。近くに多摩御陵がある。 (2)福島県南東部,石川郡の町。幕末には天領となり,浅川陣屋が置かれた。 ; 【浅川】 姓氏の一。 ; 【朝河】 姓氏の一。
あさか-しゃ: 【浅香社】 1893年(明治26),落合直文の興した歌人の結社。直文の住む東京の浅嘉町にちなむ。古習の打破と個性尊重を唱え,門下から与謝野鉄幹・金子薫園・尾上柴舟らが出た。
あさか-そすい: 【安積疏水】 福島県中央部の猪苗代湖の水を郡山盆地へ供給する用水路。灌漑(カンガイ)用のほか発電・上水道・工業用水にも利用。1882年(明治15)完成。1951年(昭和26)に新安積疏水が通水。