あさ-ぎり 意味
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【朝霧】
明け方に立つ霧。
夕霧
[季]秋。《―や村千軒の市の音/蕪村》
関連用語
あさぎり: 【朝霧】 明け方に立つ霧。 ⇔夕霧 ﹝季﹞秋。《―や村千軒の市の音/蕪村》
あさぎりの: 【朝霧の】 (1)朝霧に物がかすんでおぼろに見えることから「おほに」にかかる。 「―おほに相見し人ゆゑに/万葉 599」 (2)朝霧が幾重にも立つことから,「八重」にかかる。 「―八重山越えて/万葉 1945」 (3)乱れ散って晴れるので「乱る」にかかる。 「―乱るる心/万葉 4008」
あさぎり-そう: ―サウ [0] 【朝霧草】 キク科の多年草。本州中部以北に自生する。高さ約60センチメートル。葉は互生し羽状または掌状に深く切れ込む。全株に白色の細毛をつけ,銀白色で美しい。観賞用に栽培。秋,花穂に多くの黄白色の頭花をつける。
あさぎり-の: 【朝霧の】 (枕詞) (1) 朝霧に物がかすんでおぼろに見えることから「おほに」にかかる。「―おほに相見し人ゆゑに/万葉 599」 (2) 朝霧が幾重にも立つことから,「八重」にかかる。「―八重山越えて/万葉 1945」 (3) 乱れ散って晴れるので「乱る」にかかる。「―乱るる心/万葉 4008」
あさぎりそう: 【朝霧草】 キク科の多年草。本州中部以北に自生する。高さ約60センチメートル。葉は互生し羽状または掌状に深く切れ込む。全株に白色の細毛をつけ,銀白色で美しい。観賞用に栽培。秋,花穂に多くの黄白色の頭花をつける。
あさぎりこうげん: 【朝霧高原】 静岡県富士宮市北方,富士山西麓の溶岩流からなる高原。高冷地で霧が多発。乏水地で荒地であったが,戦後酪農専業地やキャンプ場などとなった。
あさぎり-こうげん: ―カウゲン 【朝霧高原】 静岡県富士宮市北方,富士山西麓の溶岩流からなる高原。高冷地で霧が多発。乏水地で荒地であったが,戦後酪農専業地やキャンプ場などとなった。
ぎり: 【義理】 (1)物事の正しい道筋。人間のふみおこなうべき正しい道。道理。 (2)対人関係や社会関係の中で,守るべき道理として意識されたもの。道義。 「―を欠く」「―と人情の板挟み」「今さら頼めた―ではない」 (3)他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。 「お―で顔を出す」 (4)意味。わけ。 「苗代(ナワシロ)の代といふは,かはるといふ―也/三冊子」 (5)直接血縁関
あさ: 【朝】 夜が明けてからしばらくの間。または,正午までの間。 「―が来る」「―早く起きる」 ; 【麻】 (1)クワ科の一年草。中央アジア原産。渡来は古く,古代から重要な繊維植物として栽培されてきた。茎は直立し,1~3メートルになる。葉は三~九枚の小葉からなる掌状複葉で,各小葉は披針形で縁に鋸歯(キヨシ)がある。雌雄異株。初夏,淡緑黄色の雄穂,緑色の雌穂をつける。雌株からは麻薬がとれる
ぎり-ぎり: (渦をまいていることから) 頭のつむじ。「爪先より―まで/浄瑠璃・宵庚申(上)」
あさ-あさ: 【浅浅】 ■一■ (副) (1) 浅いさま。うっすらとしたさま。「―と萌初(モエソ)めた麦畠は/破戒(藤村)」 (2) 軽く考えるさま。「父の詠をだにも―と思ひたりし上は/後鳥羽院御口伝」 ■二■ (名) (女房詞) 浅漬けの漬物。「なかはしより―まゐる/御湯殿上(天正一四)」
ぎりぎり: 〔渦をまいていることから〕 頭のつむじ。 「爪先より―まで/浄瑠璃・宵庚申(上)」 ; (1)強く力を入れたり,巻きつけたりするさまを表す語。 「―と力を入れてねじ込む」「―(と)しばる」 (2)物が強くふれあう音や,そのさまを表す語。 「―(と)歯をくいしばる」 ; 【限り限り】 許される範囲いっぱいで,それ以上余地のない・こと(さま)。限界。限度。極限。副詞的にも用
ぎりぎりの: 果ての; 限界の; 末端の
ねぎり-こぎり: [4] 【値切り小切り】 (同義の語を重ねて強めたもの) あれこれ言って値切ること。
あさあさ: 【浅浅】 ※一※ (副) (1)浅いさま。うっすらとしたさま。 「―と萌初(モエソ)めた麦畠は/破戒(藤村)」 (2)軽く考えるさま。 「父の詠をだにも―と思ひたりし上は/後鳥羽院御口伝」 ※二※ (名) 〔女房詞〕 浅漬けの漬物。 「なかはしより―まゐる/御湯殿上(天正一四)」