あし-ごい 意味
関連用語
あしごい: 【葦五位】 鳥ヨシゴイの異名。
ごい: 【五井】 姓氏の一。 ; 【五位】 (1)位階の第五番目。正五位と従五位とがある。律令制では五位以上は勅授とされ,六位以下にくらべて格段に優遇された。 (2)〔仏〕 すべての存在を五つに分類したもの。色法(物質的存在)・心法(心の主体)・心所法(心法に付随する働き)・心不相応法(他の四位の属さないもの)・無為法(真理)の総称。 (3)「五位鷺(ゴイサギ)」の略。 ; 【五噫】
あし: 【悪し】 〔「あし」は絶対的な評価として,「わろし」は相対的な評価として用いる〕 (1)(道徳的・倫理的に)非難されるべきである。悪い。けしからぬ。 「よきにつけ―・しきにつけ」「―・しからず」「人よりは妹そも―・しき恋もなくあらましものを思はしめつつ/万葉 3737」 (2)(吉凶・禍福について)不吉だ。不運だ。 「例の所には,方―・しとて,とどまりぬ/蜻蛉(中)」 (3)(美的
あま-ごい: ―ゴヒ [0] 【雨乞い・雨請い】 (名)スル 日照り続きの時,雨が降るように神仏に祈ること。祈雨(キウ)。 [季] 夏。
いせ-ごい: ―ゴヒ [0] [2] 【伊勢鯉】 (1) ボラの異名。 [日葡] (2) メナダの異名。 (3) ハイレンの別名。
えごい: 【蘞い】 「えぐい」に同じ。 「芋の親嫁には―・くあたるなり/雑俳・末摘花」
かけ-ごい: ―ゴヒ [0] 【掛け乞い】 (「かけこい」とも) 「掛け取り」に同じ。特に年末の場合をいうことが多い。 [季] 冬。
かわ-ごい: カハゴヒ [2] 【革鯉】 コイの飼育種ドイツゴイの一種。鱗(ウロコ)がほとんどなく,皮膚はなめし革のように見える。
かん-ごい: ―ゴヒ [0] [3] 【寒鯉】 寒中に水中でじっとしているコイ。一年じゅうで最も美味。 [季] 冬。
きそ-ごい: ―ゴヰ [3] 【基礎語彙】 一つの言語において,最低限これだけを知っていれば日常の用を便ずることができるとして選び出された単語の総体。オグデンが選定した Basic English 八五〇語が有名。土居光知は日本語で一一〇〇語を選び「基礎日本語」と名付けている。
ごいし: 【碁石】 囲碁に用いる,黒白二種の小さな石。中央部がやや盛りあがった円形のもので,直径約2.2センチメートルを標準とする。黒は一八一個,白は一八〇個が正式対局における数。上等な石は黒は那智黒で,白はチョウセンハマグリの殻で作る。 ; 【御倚子】 儀式において群臣の拝を受けるとき,天皇の着座したいす。
ごいり: 【後入り】 茶事で初入りのあと,いったん露地の腰掛けに出た客が,亭主の打つ銅鑼(ドラ)の合図または迎えで,濃茶の飾り付けのされた席中に再び入ること。あといり。のちいり。 ⇔初入り
ごいん: 【後院】 離宮の一つ。天皇の常の御所以外に設定した予備の御所。譲位後の御所(仙洞御所)となることが多い。平安初期,嵯峨天皇のときに始まる。 ; 【五音】 (1)中国・日本の音楽の理論用語。音階や旋法の基本となる五つの音。各音は低い方から順に宮(キユウ)・商(シヨウ)・角(カク)・徴(チ)・羽(ウ)と呼ばれ,基本型としては洋楽のドレミソラと同様の音程関係になる。五音(ゴオン)。五声(ゴセ
ごい-さぎ: ゴヰ― [0] [2] 【五位鷺】 コウノトリ目サギ科の鳥。全長60センチメートル内外。頭と背は緑黒色,腹面は汚白色,翼は灰色。繁殖期には後頭から二本の長い白色の飾り羽がたれる。夜行性で,夕方,水辺で魚やカエルを食べる。温帯・熱帯に広く分布。日本では本州以南で繁殖する留鳥。一部は冬に台湾・フィリピンなどに渡る。五位。 (醍醐天皇が神泉苑の御遊のとき,五位を授けた故事によるという)
ごい-ろん: ゴヰ― [2] 【語彙論】 言語研究の一部門。語彙について体系的に記述説明する学問。語構成論・語彙史論・計量語彙論・位相論その他を含む。