あし-もと 意味
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【足下・足元・足許】
(1)立ったり歩いたりしている足が地についている所。また,そのあたり。「―が暗い」
(2)足の運び方。歩き方。足どり。「―がふらつく」
(3)身の回り。身辺。また,置かれている状況。「―を脅かす」「―を固める」
(4)(「足元」と書く)家屋の,土台から根太(ネダ)までの部分。
(5)(芝居小屋などで)はきもの。
――から鳥が立・つ
(1)思いがけない事が突然身近に起こるたとえ。
(2)+もっと...あわただしく行動を起こすたとえ。
――に付け込・む
相手の弱点につけ入る。
――に火がつ・く
身に危険がせまるたとえ。
――にも及ば∘ない
相手の器量や力量が格段にすぐれていて,とてもかなわない。
――の明るいうち
(1)日の暮れないうち。
(2)自分の状況が悪くならないうち。「―にとっとと帰れ」
――へも寄りつけ∘ない
相手が格段にすぐれていてとても及ばない。足元にも及ばない。
――を∘見る
相手の弱点を見抜く。相手の弱みにつけこむ。足許に付け込む。
関連用語
あしこもと: 【彼処許】 遠称の指示代名詞。あちらの方。あの辺。 「―になど,そそのかし聞ゆ/源氏(宿木)」
あしこ-もと: 【彼処許】 (代) 遠称の指示代名詞。あちらの方。あの辺。「―になど,そそのかし聞ゆ/源氏(宿木)」
あしもと: 【足下・足元・足許】 (1)立ったり歩いたりしている足が地についている所。また,そのあたり。 「―が暗い」 (2)足の運び方。歩き方。足どり。 「―がふらつく」 (3)身の回り。身辺。また,置かれている状況。 「―を脅かす」「―を固める」 (4)(「足元」と書く)家屋の,土台から根太(ネダ)までの部分。 (5)(芝居小屋などで)はきもの。 ――から鳥が立・つ (1)思いがけ
あしもと-がわら: ―ガハラ [5] 【足元瓦】 鬼瓦・鬼板・獅子口などの根もとの左右に飾りとしてつける瓦。ひれ。
あしかがもとうじ: 【足利基氏】 (1340-1367) 南北朝時代の武将。尊氏(タカウジ)の子。1349年,関東に入り,初代の鎌倉公方となる。以後,その子孫が鎌倉公方を継承。上杉憲顕(ノリアキ)(1306-1368)を関東管領として補佐させ,室町幕府の関東経営の基礎を固めた。
あしかが-もとうじ: ―モトウヂ 【足利基氏】 (1340-1367) 南北朝時代の武将。尊氏(タカウジ)の子。1349年,関東に入り,初代の鎌倉公方となる。以後,その子孫が鎌倉公方を継承。上杉憲顕(ノリアキ)(1306-1368)を関東管領として補佐させ,室町幕府の関東経営の基礎を固めた。
あしもとがわら: 【足元瓦】 鬼瓦・鬼板・獅子口などの根もとの左右に飾りとしてつける瓦。ひれ。
あし: 【悪し】 〔「あし」は絶対的な評価として,「わろし」は相対的な評価として用いる〕 (1)(道徳的・倫理的に)非難されるべきである。悪い。けしからぬ。 「よきにつけ―・しきにつけ」「―・しからず」「人よりは妹そも―・しき恋もなくあらましものを思はしめつつ/万葉 3737」 (2)(吉凶・禍福について)不吉だ。不運だ。 「例の所には,方―・しとて,とどまりぬ/蜻蛉(中)」 (3)(美的
もと: 【本・元】 ※一※ ②◎ (名) (1)(多く「元」と書く)物事が生ずるはじめの物や所。ことのおこり。はじめ。 「―へさかのぼって考え直す」「火の―」「出版―」 (2)物事の根本をなすところ。根幹。基礎。土台。⇔末。《本》「―が枯れる」「農は国の―」「資料を―にして議論する」 〔基礎の意では「基」とも書く〕 (3)(「因」とも書く)原因。理由。 「失敗は成功の―」「けんかの―はさ
もと-もと: [0] 【元元】 (「元」を重ね,意味を強めた語) ■一■ (副) はじめから。もとから。本来。元来。「―私のものだ」「―彼には責任をとる気はなかった」「―根はやさしい男」 ■二■ (名・形動) 元とくらべて大差ないこと。損も得もなく前と同じような状態であること。「失敗しても―だ」
もともと: 【元元】 〔「元」を重ね,意味を強めた語〕 ※一※ (副) はじめから。もとから。本来。元来。 「―私のものだ」「―彼には責任をとる気はなかった」「―根はやさしい男」 ※二※ (名・形動) 元とくらべて大差ないこと。損も得もなく前と同じような状態であること。 「失敗しても―だ」
あお-あし: アヲ― [0] 【青葦・青蘆】 青々と茂っているアシ。青葭(アオヨシ)。 [季] 夏。
あげ-あし: [0] 【揚(げ)足・挙(げ)足・上(げ)足】 (1) 足をあげること。また,その足。 (2) (「上げ足」と書く)取引で,相場が上がっていくこと。 下げ足 (3) 一方の足を折り曲げ,他方の足をその上にのせること。また,その足。「御前近くも無遠慮に,縁先に―して/浄瑠璃・丹波与作(上)」 ――を取・る 人の言葉じりやちょっとした失敗を取り上げて,相手を責める。
あしい: 【悪しい】 〔現代語では,文語形を含め,一部の活用形が「おりあしく」「よきにつけあしきにつけ」「よしあしだ」などの形で慣用的に用いられる〕 よくない。 「いつも呑ませ付けた物をのませねば心に掛つて―・い/狂言・抜殻(虎寛本)」 →悪(ア)し
あしお: 【足尾】 栃木県西部,上都賀郡にある町。 ; 【足緒】 (1)鷹狩りで,鷹の足に付ける紐。 (2)太刀の足金(アシガネ)に付けて,帯取りを通す革。足革。