あじろ-ぎ 意味

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    【網代木】

    (「あじろき」とも)
    網代{(1)}に用いる杭(クイ)。[季]冬。「もののふの八十(ヤソ)氏河の―にいさよふ波の行くへ知らずも/万葉 264」

関連用語

        あじろ:    【足代】 姓氏の一。 ; 【網代】 〔網の代わり,の意〕 (1)冬,竹または木を組み並べて網を引く形に川の瀬に仕掛け,端に簀(ス)を取りつけて魚をとる設備。﹝季﹞冬。 (2)檜(ヒノキ)のへぎ板・竹・葦(アシ)などを,斜めまたは縦横に組んだもの。垣・天井などに用いる。 (3)網漁業の漁場。 (4)「網代車」の略。 「―ははしらせたる/枕草子 32」
        あじろあみ:    【網代編み】 網代{(2)}を編むこと。網代に編んだもの。また,それを編む人。網代組み。
        あじろいも:    いもがい
        あじろかご:    【網代駕籠】 駕籠の外面に網代{(2)}を張ったもの。
        あじろがき:    【網代垣】 細竹・割り竹を網代に組んで作った垣根。
        あじろがさ:    【網代笠】 竹・経木などを網代に編んで作った笠。﹝季﹞夏。
        あじろがた:    【網代形】 編み目が網代{(2)}のような形であること。
        あじろぎ:    【網代木】 〔「あじろき」とも〕 網代{(1)}に用いる杭(クイ)。﹝季﹞冬。 「もののふの八十(ヤソ)氏河の―にいさよふ波の行くへ知らずも/万葉 264」
        あじろぐみ:    【網代組(み)】 「網代編(アジロア)み」に同じ。
        あじろごし:    【網代輿】 輿の一。網代{(2)}を張り,黒塗りの押し縁(ブチ)を打ちつけた輿。上皇・親王・摂政・関白が用いた。
        あじろとじ:    【網代綴じ】 仮製本の綴じ方の一。無線綴じを改良して,折り丁の背に切れ目を入れ接着剤をしみ込ませて接合し綴じるもの。
        あじろど:    【網代戸】 網代{(2)}で作った門の戸。編み戸。
        あじろばり:    【網代張(り)】 (1)網代{(2)}を張ること。また,そうして作ったもの。 (2)網代笠の一。縁を反り返らせた赤塗りの陣笠。近世の武士が用いた。
        あじろやく:    【網代役】 江戸時代,大川筋で網代{(1)}を立てる者に対して課した税。
        あじろやま:    【網代山】 ⇒魚付(ウオツ)き林(リン)

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