あずさみこ 意味
- 【梓巫女】
梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
例文
- 梓巫女(あずさみこ)は官の免許を受け、1回50文から100文の料金での口寄を稼業としていた。
関連用語
あずさ-みこ: アヅサ― [4] 【梓巫女】 梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
あずさ: 【梓】 (1)ヨグソミネバリの別名。材はかたくて弾力があるので,古くはこの木で弓を作った。 (2)キササゲの別名。 (3)〔中国で古く梓の材を用いたので〕 版木(ハンギ)。 →上梓(ジヨウシ) (4)「梓弓(アズサユミ)」の略。 「根張り―をおほ御手に取らしたまひて/万葉 3324」 (5)「梓巫女(アズサミコ)」の略。 「かくれなき―の上手の候ふを請じ/謡曲・葵上」 ――
くちずさみ: 【口遊】 平安時代の初学者用学習書。源為憲著。970年成立。貴族の子弟の学習・暗誦すべき語句を乾象・時節以下一九門に分けて列挙。「たいに」の歌を載せる。 ; 【口遊み】 (1)思い浮かんだ詩や歌を,軽く口に出すこと。ひとりごとのように歌うこと。口ずさび。 「―に歌う」 (2)人々が,よく口にする詩歌や言葉。くちずさび。 「いたく人の―にもし侍る/今鏡(藤波下)」 (3)うわさを
くち-ずさみ: [0] 【口遊み】 (1) 思い浮かんだ詩や歌を,軽く口に出すこと。ひとりごとのように歌うこと。口ずさび。「―に歌う」 (2) 人々が,よく口にする詩歌や言葉。くちずさび。「いたく人の―にもし侍る/今鏡(藤波下)」 (3) うわさをすること。また,うわさの種。くちずさび。「あはれ恥の上の損かなと,諸人―は猶やまず/太平記 7」
あずさがわ: 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
あずさゆみ: 【梓弓】 ※一※ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ※二※ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。 「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
あずさ-がわ: アヅサガハ 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
あずさ-ゆみ: アヅサ― [3] 【梓弓】 ■一■ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ■二■ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
おのあずさ: 【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。また,東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。
おの-あずさ: ヲノアヅサ 【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。また,東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。
はさみこむ: 【挟み込む】 物と物との間にはさんで入れる。 「広告を新聞に―・む」 ‖可能‖ はさみこめる
はさみことば: 【挟み詞・挿み語】 (1)文章の間に挿み入れた言葉。挿入語。挿入句。 (2)江戸時代,明和(1764-1772)頃に深川遊里から流行した言い方。言葉の中に種々の音節をはさみ,仲間以外の者には理解しにくいようにしたもの。言葉の各音節のあとに,それと同列のカ行音をはさむのが普通。「いやなひと」を「いキやカなカひキとコ」という類。また,どの音のあとにもキやシをはさむものなどもあった。のちには子供
ずさ: 【従者】 「じゅしゃ」の直音表記。 「ありがたきもの…主そしらぬ―/枕草子 75」
さみ: 【さ身】 〔「さ」は接頭語〕 物の主となる部分。なかみ。 「出雲建が佩ける刀(タチ),黒葛(ツヅラ)さは巻き,―無しにあはれ/古事記(中)」 ; 【三味】 「三味線(サミセン)」の略。しゃみ。 「―の音」 ; 【沙弥】 ⇒しゃみ(沙弥)
あず: 【坍・崩岸】 くずれた岸。がけ。 「―の上に駒を繋ぎて/万葉 3539」