あずさ 意味
- 【梓】
(1)ヨグソミネバリの別名。材はかたくて弾力があるので,古くはこの木で弓を作った。
(2)キササゲの別名。
(3)〔中国で古く梓の材を用いたので〕
版木(ハンギ)。
→上梓(ジヨウシ)
(4)「梓弓(アズサユミ)」の略。
「根張り―をおほ御手に取らしたまひて/万葉 3324」
(5)「梓巫女(アズサミコ)」の略。
「かくれなき―の上手の候ふを請じ/謡曲・葵上」
――に上(ノボ)・す
〔梓を版木に用いたことから〕
版木に彫って+もっと...印刷する。出版する。上梓(ジヨウシ)する。梓に刻む。
例文
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- あずさが鹿児島にいることを知った英二。
- 列車名を「ウイングあずさ」として運転。
- E351系「スーパーあずさ」で初採用。
- あずさとだいずの祖父、正の父で元刑事。
- 過去にあずさも暮らしていたこともある。
関連用語
あずさがわ: 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
あずさみこ: 【梓巫女】 梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
あずさゆみ: 【梓弓】 ※一※ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ※二※ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。 「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
あずさ-がわ: アヅサガハ 【梓川】 長野県中部の川。飛騨山脈の槍ヶ岳に源を発し,松本盆地で犀川(サイガワ)となるまでの川。長さ77キロメートル。上流部に上高地(カミコウチ)がある。
あずさ-みこ: アヅサ― [4] 【梓巫女】 梓弓の弦をたたいて神降ろしをし,口寄せをする女性。いちこ。
あずさ-ゆみ: アヅサ― [3] 【梓弓】 ■一■ (名) 梓の木で作った丸木の弓。 ■二■ (枕詞) 「射る」「張る」「引く」「寄る」「本(モト)」「末(スエ)」「つる」「かえる」「矢」「音」などにかかる。「―引かばまにまに寄らめども/万葉 98」
おのあずさ: 【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。また,東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。
おの-あずさ: ヲノアヅサ 【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。また,東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。
ずさ: 【従者】 「じゅしゃ」の直音表記。 「ありがたきもの…主そしらぬ―/枕草子 75」
あず: 【坍・崩岸】 くずれた岸。がけ。 「―の上に駒を繋ぎて/万葉 3539」
かずさ: 【上総】 旧国名の一。千葉県中央部を占める。
ずさん: 【杜撰】 〔古くは「ずざん」とも。宋の杜黙(トモク)の詩が多く律に合わなかったという故事による〕 (1)著作物で,典拠が正確でないこと。誤りが多い著作。 (2)手をぬいたところが多く,いいかげんなさま。 「―な工事」「―な計画」 ﹛派生﹜——さ(名)
たま-ずさ: ―ヅサ [2] 【玉梓・玉章】 (「たまあずさ」の転。古代,使者が手紙を梓(アズサ)の木に結びつけて持参したことから) (1) 手紙・便りの美称。 (2) 料理で,材料を結び文のように結んだもの。 (3) (形が結び文に似るところから) カラスウリの種子。 (4) 使い。使者。「何時しかと待つらむ妹に―の言だに告げず去にし君かも/万葉 445」
あずき: 【小豆】 マメ科の一年草。古く中国から渡来し,種子を食用とするため各地で栽培される。高さ約50センチメートル。葉は三小葉からなる複葉。夏,葉腋(ヨウエキ)に黄色の蝶形花(チヨウケイカ)を開き,花後,8センチメートル内外の円筒形の豆果を結ぶ。種子は一〇個前後で,暗赤色のものが多い。ダイナゴン・キントキアズキ・ウズラアズキ・シロアズキ・リョクズなど品種が多い。種子は甘納豆・あん・菓子・赤飯などに
あずく: 【預く】 ⇒あずける