あずまひゃっかん 意味
- 【東百官】
(1)天正年間(1573-1592)以後,関東武士が京都の朝廷の官名をまねて通称として用いたもの。伊織(イオリ)・多門・頼母(タノモ)・左内・藤馬・数馬など。
(2)江戸時代の子供の手習い本で,百種の人名を集めたもの。
例文
- 東百官(あずまひゃっかん)は関東地方において武士が称した官職風の人名である。
- 後者は受領名や自官の習慣と共に武士の間に広がり、百官名(ひゃっかんな)や東百官(あずまひゃっかん)に発展した。
関連用語
あずま-ひゃっかん: アヅマヒヤククワン 【東百官】 (1) 天正年間(1573-1592)以後,関東武士が京都の朝廷の官名をまねて通称として用いたもの。伊織(イオリ)・多門・頼母(タノモ)・左内・藤馬・数馬など。 (2) 江戸時代の子供の手習い本で,百種の人名を集めたもの。
ひゃっかん: 【百貫】 ※一※ (名) (1)一貫の一〇〇倍。一貫文の一〇〇倍。 (2)価値のあるものをたとえていう語。 「男は裸が―,たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」 ※二※ (副) はるかに。もっと。 「使ひつけた鋤(スキ)と鍬(クワ),畠なぶりが―ましと/浄瑠璃・花飾」 ; 【百官】 多くのあらゆる役人。 「文武―」
ひゃっかんな: 【百官名】 本人・親・家系のもつ官職名を,そのまま用いた,その人の通称。
ひゃっかん-な: ヒヤククワン― [3] 【百官名】 本人・親・家系のもつ官職名を,そのまま用いた,その人の通称。
あずまひがん: 【東彼岸】 エドヒガンの別名。
はだかひゃっかん: 【裸百貫】 無一物でも,なお銭百貫文の価値があるということ。多く,男にいう。裸が百貫。 「男は―たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」
はだか-ひゃっかん: ―ヒヤククワン 【裸百貫】 無一物でも,なお銭百貫文の価値があるということ。多く,男にいう。裸が百貫。「男は―たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」
おおの-の-あずまひと: オホノ―アヅマヒト 【大野東人】 (?-742) 奈良時代の武将。蝦夷(エゾ)征伐に参加。のち鎮守府将軍・陸奥按察使(アゼチ)を歴任。藤原広嗣の乱を平定した。多賀城を築く。
ひゃっか: 【百花】 たくさんの花。いろいろの花。 「―園」 ――の魁(サキガケ) 〔花の中で春もっとも早く咲くことから〕 梅の花のこと。また,すぐれた人物などの輩出する時期の先駆をなすこと。 ; 【百科】 (1)いろいろの科目・学科。あらゆる科目・学科。 「―万般にわたる知識」 (2)「百科事典」の略。 「動物―」 ; 【百家】 多くの学者・論客。 「諸子―」
ひゃっか-おう: ヒヤククワワウ [3] 【百花王】 牡丹(ボタン)のこと。
ひゃっか-てん: ヒヤククワ― [3] [0] 【百貨店】 デパートメント-ストア
ひゃっか-にち: ヒヤクカ― [3] [1] 【百箇日】 (1) ある日から数えて一〇〇日目。 (2) 人が死んでから一〇〇日目。また,その日に行う仏事。
ひゃっ-かん: ヒヤククワン [3] 【百貫】 ■一■ (名) (1) 一貫の一〇〇倍。一貫文の一〇〇倍。 (2) 価値のあるものをたとえていう語。「男は裸が―,たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」 ■二■ (副) はるかに。もっと。「使ひつけた鋤(スキ)と鍬(クワ),畠なぶりが―ましと/浄瑠璃・花飾」
しょし-ひゃっか: ―ヒヤク― [1] - [1] 【諸子百家】 中国,春秋末期から戦国時代にかけての諸学者・諸学派の総称。陰陽家の鄒衍(スウエン),儒家の孔子・孟子・荀子,墨家の墨子,法家の韓非子,名家の公孫竜,道家の老子・荘子,兵家の孫子,縦横家の蘇秦・張儀など。また,儒家を除いていう場合もある。 (「百家」はその多さを表した語)
ひゃっかおう: 【百花王】 牡丹(ボタン)のこと。