あたりとなり 意味
- 【辺り隣】
あたり近所。
「―に聞き付けても/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
関連用語
あたり-となり: 【辺り隣】 あたり近所。「―に聞き付けても/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
あたり-あたり: 【辺り辺り】 (1) あちらこちら。そこここ。「月…いとはなやかにさし入りたれば,―見ゆるに/源氏(蓬生)」 (2) あれこれの人を婉曲(エンキヨク)にさす語。あの方この方。「おのづから心にくき―を/狭衣 1」
なりと: 〔断定の助動詞「なり」に接続助詞「と」の付いたものから。中世末以降の語〕 体言または体言に準ずるもの,体言に格助詞の付いたもの,副詞などに付く。 (1)他にもっと適当なものがあるかもしれないが,例えばという気持ちを込めて,ある事柄を例示する。でも。 「だれ―行きたい者は連れて行ってやる」「少し―先へ進むよう,心がけないといけない」「路次でお茶―申さうものを/狂言・餅酒」 (2)(「…な
となり: 【隣】 〔動詞「隣る」の連用形から〕 (1)家・場所などが並び続いて,相接すること。境を接していること。また,そういうもの。 「―の人」「一つ置いて―」 (2)隣の家。隣の家庭。 「―に新しい人が引っ越して来た」「お―の子供」「両―」 ――の糂粏味噌(ジンダミソ) 他人のものはなんでもよく見えることのたとえ。 ――の疝気(センキ)を頭痛に病む ⇒他人(タニン)の疝気を頭痛に病
あたり: 【辺り】 〔「当たり」と同源か〕 ある物や場所・時間などを基準として,それに近い範囲。接尾語的にも用いる。 (1)付近。近所。近く。一帯。周囲。 「この―は静かだ」「本郷―に下宿する」「―を見まわす」「―近所」 (2)時間・程度などの大体を示す。ころ。時分。ぐらい。 「来週―,もう一度会おう」「彼―が適任だよ」「この―で妥協しよう」 (3)婉曲(エンキヨク)に人や家をさす語。
あたりあたり: 【辺り辺り】 (1)あちらこちら。そこここ。 「月…いとはなやかにさし入りたれば,―見ゆるに/源氏(蓬生)」 (2)あれこれの人を婉曲(エンキヨク)にさす語。あの方この方。 「おのづから心にくき―を/狭衣 1」
すんなりと: すんなり
どうなりと: 【如何なりと】 どのようにも。どうとも。どうなりとも。多く命令文で用いる。 「―なれ」「―好きなようにしなさい」
なりところ: 【業所】 (1)田地と宅地。田宅。 「逆流(サカシマナル)を塞ぎて―を全くせよ/日本書紀(仁徳訓)」 (2)別荘。別宅。また,田荘。たどころ。 「飛鳥皇女の―に幸(イデマ)す/日本書紀(持統訓)」
なりとも: 〔断定の助動詞「なり」に接続助詞「とも」の付いたものから。中世末から近世にかけて多く用いられる〕 体言または体言に準ずるもの,体言に格助詞の付いたもの,副詞などに付く。 (1)他にもっと適当なものがあるかもしれないが,例えばという気持ちを込めて,ある事柄を例示する。でも。 「せめて酒―飲みたい/狂言・樽聟」「さあ,そつと―此銀へ手を指いて見よ/歌舞伎・壬生大念仏」 (2)(「…なりとも
なんなりと: 【何なりと】 何であろうと。何でも。 「―お申し付け下さい」
何なりと: なんなりと ①◎ 何であろうと。何でも。 「―お申し付け下さい」
如何なりと: どうなりと ① どのようにも。どうとも。どうなりとも。多く命令文で用いる。 「―なれ」「―好きなようにしなさい」
あき-の-となり: [1] 【秋の隣】 夏が終わりに近づき,秋がすぐそばまで来ている時期。
おとなり-ごと: [0] 【御隣事】 女児の遊戯の一。近所づきあいのまねごとをする遊び。おとなりごっこ。