あだばな 意味
- 【徒花】
(1)咲いても実を結ばない花。外見ははなやかでも実質を伴わないもののたとえにもいう。
「せっかくのヒットも―になる」
(2)季節はずれに咲く花。狂い咲き。[日葡]
(3)祝儀として渡す紙纏頭(カミバナ)で,あとで現金にかえるつもりのないもの。
「外聞ばかりの―を出し/浮世草子・椀久二世(上)」
(4)咲いてすぐ散る,はかない花。特に,桜の花。
「風をだに待つ程もなき―は/夫木 4」
関連用語
あだ-ばな: [0] 【徒花】 (1) 咲いても実を結ばない花。外見ははなやかでも実質を伴わないもののたとえにもいう。「せっかくのヒットも―になる」 (2) 季節はずれに咲く花。狂い咲き。 [日葡] (3) 祝儀として渡す紙纏頭(カミバナ)で,あとで現金にかえるつもりのないもの。「外聞ばかりの―を出し/浮世草子・椀久二世(上)」 (4) 咲いてすぐ散る,はかない花。特に,桜の花。「風をだ
むだばな: 【無駄花・徒花】 咲いても実を結ばない花。特に,雄花のこと。あだ花。
むだばなし: 【無駄話・徒話】 役に立たない話。 「喫茶店で友人と―して過ごす」
だば: 【駄馬】 (1)荷を運ばせる馬。 (2)下等な馬。だうま。 ; 【駝馬】 ラクダの異名。
あだ: 【徒】 (1)実を結ばないさま。かいのないさま。むだ。 「せっかくの好意を―にしてはいけない」「親切のつもりが―となる」 (2)誠実さに欠け,うわついているさま。 「是(コレ)素(モト)より―なる恋にはあらで/金色夜叉(紅葉)」 (3)はかなくもろいさま。 「花よりも人こそ―になりにけれ/古今(哀傷)」 (4)扱いがおろそかなさま。粗略。 「たしかに御枕上に参らすべき祝ひの物に
だばん: 【打板】 禅寺などで魚板(ギヨバン)を打ち鳴らして時間の合図などをすること。
ふだば: 【札場】 (1)高札・制札を立てる場所。 (2)芝居小屋の,入場札を扱う部屋。
むだば: 【無駄歯】 歯車で,かみ合わせる歯の数以外に加える一枚の歯。相手を変えて歯の磨滅を平均化する。
あだあだし: 【徒徒し】 (1)不誠実である。誠がない。 「露ばかり―・しう,後めたき心にも侍らず/浜松中納言 3」 (2)浮気っぽい。移り気だ。 「たはぶれに―・しき御心なし/栄花(様々の悦)」
あだあだ・し: 【徒徒し】 (形シク) (1) 不誠実である。誠がない。「露ばかり―・しう,後めたき心にも侍らず/浜松中納言 3」 (2) 浮気っぽい。移り気だ。「たはぶれに―・しき御心なし/栄花(様々の悦)」
いかだばり: 【筏張(り)】 床板などを,材の継ぎ目を少しずつずらして張ること。
えだばり: 【枝針】 釣りで,胴突き仕掛けなどのように幹糸の途中から出してある針。
えだばん: 【枝番】 〔「枝番号」の略〕 分類や順番を示す番号を,さらに細かく分けるときに付ける番号。
くだばしご: 【管梯子】 竹筒に縄を通したはしご。
くだばしら: 【管柱】 二階以上の建物で,桁(ケタ)などのために中断されて,土台から軒桁まで通っていない柱。通し柱に対していう。 ⇔通し柱