あっぱれ 意味
- 【天晴(れ)・遖】
※一※ (形動)
人の行為がとてもすぐれていて,賞賛に値するさま。みごとだ。感心だ。
「―なおこない」「―なる政治家となりて/谷間の姫百合(謙澄)」
※二※ (感)
(1)人の行為をほめたたえる時に発する語。でかした。
「よくやった。―,―」
(2)驚き・嘆き・期待・決意などの気持ちで発する語。ああ。おお。
「―剛の者かな/平家 8」「―疾う斬らればや/謡曲・盛久」
〔「あはれ(哀)」を促音化して意味を強めた語。「天晴+もっと...」は当て字,「遖」は国字。古くは連体詞的にも副詞的にも用いられた〕
関連用語
あっぱっぱ: ゆとりが多く,ウエストを締めないワンピース形の夏服。大正末期頃,和服から洋服への移行の初期に流行。
あっぱく: 【圧迫】 (1)強い力でおさえつけること。 「胸が―されて苦しい」 (2)武力や権威でおさえつけること。抑圧。威圧。 「精神的―を被る」 (3)おさえつけて,相手の勢いを弱めたり,規模を縮小させたりする。 「敵を側面より―する」「学費が家計を―する」
あっぱくほうたい: 【圧迫包帯・圧迫繃帯】 はなはだしい出血やヘルニア・内臓下垂などがあるとき,局所を包帯で圧迫してそれを防ぐ方法。また,その包帯。
あっぱく-ほうたい: ―ハウ― [5] 【圧迫包帯・圧迫繃帯】 はなはだしい出血やヘルニア・内臓下垂などがあるとき,局所を包帯で圧迫してそれを防ぐ方法。また,その包帯。
めん-ぱれ: 【面晴れ】 (「めんばれ」とも) 疑いをはらすこと。面目を立てること。また,その証拠となるもの。「大将への―せん/浄瑠璃・千本桜」
めんぱれ: 【面晴れ】 〔「めんばれ」とも〕 疑いをはらすこと。面目を立てること。また,その証拠となるもの。 「大将への―せん/浄瑠璃・千本桜」
あっ: (1)感動したり驚いたりした時などに発する語。 「―,花火だ」「―,危ない」 (2)応答の語。呼ばれた時や肯定的な返事をする時などに用いる。はい。 「急に―とも申されずとつくと思案しお返事を/浄瑠璃・国性爺合戦」 ――という間(マ) 一瞬の間。 「―のできごと」 ――と言わせる 人をひどく驚かせる。感心させる。
あっぷ-あっぷ: [1] [4] (副)スル (1) 水におぼれかけて,もがいているさま。 (2) 非常に困って苦しんでいるさま。「不況で―の状態だ」
あっか: 【悪貨】 量目が不足していたり品質が劣っていたりして,地金の価格が法定価格を大きく下回る,悪質な貨幣。 ⇔良貨 ――は良貨(リヨウカ)を駆逐(クチク)する ⇒グレシャムの法則(ホウソク) ; 【悪果】 〔仏〕 悪いおこないのむくい。悪い果報。 ⇔善果 ; 【悪化】 状態が悪くなること。 「病状が―する」「環境の―」
あっき: 【悪鬼】 (1)たたりをする魔物。 「―のごとき形相(ギヨウソウ)」 (2)〔仏〕(ア)仏道をさまたげ,人を悪に向かわせる,悪い神。夜叉(ヤシヤ)・羅刹(ラセツ)の類。悪鬼神。(イ)地獄で罪人を苦しめる鬼。 ; 【悪気】 (1)悪いにおいの空気。濁った空気。 (2)人に災いをなす気。 「―ヲサル/日葡」
あっく: 【悪口】 〔仏〕 十悪の一。言葉による悪。荒々しく人をののしること。また,その言葉。
あっけ: 【呆気】 驚きあきれてぼんやりした状態。 ――にとら・れる 意外な事に出会って驚き呆れる。
あっし: 【遏止】 とどめること。とめること。 「此の議案を―せらるるか/経国美談(竜渓)」 ; 【私】 〔「あたし」の転〕 一人称。職人などが用いる。 ; 【圧死】 物に押しつぶされて死ぬこと。 「倒れた柱の下敷きになって―する」
あっす: 【圧す】 ⇒あっする
あっち: 【彼方】 〔「あち」の転〕 (1)遠称の指示代名詞。 「あちら{(1)}」のくだけた言い方。「―へ行け」「―の方がいい」 (2)三人称。 「あちら{(2)}」のくだけた言い方。「―の言い分ももっともだ」