あつび 意味
- 【熱火】
盛んに燃えている火。烈火。
――子に払う
ほのおが自分を襲った時には,愛する子の方へでもかまわずに払いのける。人間の利己心の醜さのたとえ。
例文
- 冠本体上部の前面から側面に当たる部分(磯)が高いタイプを厚額(あつびたい)、低いタイプを薄額(うすびたい)と言い、厚額は本来大臣以上にのみ許されていたものであるが、平安時代末期以降は単に年長者用の冠へと位置づけが変化した。
関連用語
あつびたい: 【厚額】 縁(ヘリ)を高く作った冠。古くは成年で高位の者だけが用いた。磯高(イソダカ)。 ⇔薄額(ウスビタイ)
あつびん: 【厚鬢】 江戸時代の男の髪の結い方の一。月代(サカヤキ)を狭く剃(ソ)り,左右の鬢を広く剃り残して厚くふっくらとさせ,髻(モトドリ)を高く結うもの。 ⇔薄鬢
あつびょうし: 【厚表紙】 本製本で,ボール紙などの厚い芯(シン)紙を用いた表紙。また,この表紙の本。 →薄表紙
つび: 【粒】 つぶ。 「器(ウツワモノ)に付たる―を取りて/今昔 3」 ; 【螺】 巻貝の古名。つぶ。つみ。[和名抄]
あつ: 【圧】 押さえつける力。圧力。 「―を加える」 ; 【当つ・充つ・宛つ】 ⇒あてる
いつび: 【溢美】 ほめ過ぎること。過賞。 「天下の勝境と称するも決して―にあらず/日光山の奥(花袋)」
けつび: 【結尾】 (1)終わり。結末。最後。 (2)コーダ。
こつび: 【忽微】 きわめてわずかな・こと(さま)。 「其きざしの―なるを覚えず/駿台雑話」
じつび: 【実備】 実際に役立つ備え。 「未だ兵制の―を見ず/新聞雑誌 2」
せつび: 【設備】 必要な建物・器具・装置などを備え付けること。また,備え付けたもの。 「最新の医療器具を―する」「―を整える」 ; 【雪眉】 雪のように白いまゆ毛。また,老人。
ぜつび: 【絶美】 この上なく美しい・こと(さま)。 「少女は誠に―なり/花柳春話(純一郎)」
たつび: 【田中螺】 タニシの古名。[和名抄]
た-つび: 【田中螺】 タニシの古名。 [和名抄]
とつび: 【突鼻】 〔鼻を突く意から〕 主人にしかられること。譴責。 「申し次ぎ駿河局―に及ぶ/東鑑(建暦一)」
なつび: 【夏日】 夏の暑い日。特に,一日の最高気温が二五度以上になる日。 ⇔冬日 →真夏日