あておこない 意味
- 【宛行・充行】
所領や禄物などを与えること。あてがい。
関連用語
あておこない-じょう: ―オコナヒジヤウ 【充行状】 (文面に「充行」と記されていたことから) 中世,所領・禄物などを家臣に給与する旨を記した公・私文書。あてぶみ。あてがいじょう。知行状。
あておこなう: 【宛て行ふ・充て行ふ】 (1)任務などを割りあてる。 「反別に兵粮米を―・ふべきよし申されけり/平家 12」 (2)その事のために用いる。 「軍勢の兵粮料所に―・ひしに依て/太平記 33」 (3)所領・禄物などを与える。 「衣裳をさへこそ―・はしめ給へ/大鏡(藤氏物語)」
あておこないじょう: 【充行状】 〔文面に「充行」と記されていたことから〕 中世,所領・禄物などを家臣に給与する旨を記した公・私文書。あてぶみ。あてがいじょう。知行状。
あて-おこない: ―オコナヒ 【宛行・充行】 所領や禄物などを与えること。あてがい。
あて-おこな・う: ―オコナフ 【宛て行ふ・充て行ふ】 (動ハ四) (1) 任務などを割りあてる。「反別に兵粮米を―・ふべきよし申されけり/平家 12」 (2) その事のために用いる。「軍勢の兵粮料所に―・ひしに依て/太平記 33」 (3) 所領・禄物などを与える。「衣裳をさへこそ―・はしめ給へ/大鏡(藤氏物語)」
おこない: 【行い(行ない)】 (1)一定の方法や習慣に従って物事をすること。行動。 「慈悲の心を―で示す」 (2)日常の生活の仕方。品行。身持ち。 「日頃の―が悪い」 (3)一定の作法に従ってなされる仏事や神事。仏道の修行。 「―よりほかの事なくて月日を経るに/源氏(明石)」
おこない-がち: オコナヒ― 【行ひ勝ち】 仏道修行ばかりすること。「行く末短う,物心ぼそうて,―になりにて侍れば/源氏(柏木)」
おこない-びと: オコナヒ― 【行ひ人】 仏道を修行する人。行者。修行者。「なにがし寺といふところに,かしこき―侍る/源氏(若紫)」
おこないがち: 【行ひ勝ち】 仏道修行ばかりすること。 「行く末短う,物心ぼそうて,―になりにて侍れば/源氏(柏木)」
おこないのぐ: 【行ひの具】 勤行(ゴンギヨウ)の道具。 「尼君の―のみあり/源氏(宿木)」
おこないびと: 【行ひ人】 仏道を修行する人。行者。修行者。 「なにがし寺といふところに,かしこき―侍る/源氏(若紫)」
おこない-いだ・す: オコナヒ― 【行ひ出だす】 (動サ四) 仏道修行の功徳や法力により,霊験を現す。「山寺には,いみじき光,―・したてまつれり/源氏(賢木)」
おこない-すま・す: オコナヒ― [6] 【行い澄ます】 (動サ五 [四] ) (1) 戒めを守り,けがれのない心で仏道を修行する。「僧庵に―・す」 (2) 殊勝らしく振る舞う。とりすます。
おこない-の-ぐ: オコナヒ― 【行ひの具】 勤行(ゴンギヨウ)の道具。「尼君の―のみあり/源氏(宿木)」
おこない-やつ・る: オコナヒ― 【行ひ窶る】 (動ラ下二) 厳しい仏道修行のためにやつれる。「―・れむもいとほしげになむ侍りし/源氏(手習)」