あて-が・う 意味

発音を聞く:
  • ―ガフ [0][3]
    【宛てがう・充てがう】
    (動ワ五[ハ四])
    (「当て交(カ)う」の意か)
    (1)ぴたっと物を付ける。あてる。「受話器を耳に―・う」
    (2)適当と思われるものを与える。「新入社員向きの仕事を―・う」「酒さえ―・っておけばおとなしい」
    [可能] あてがえる

関連用語

        あて-おこな・う:    ―オコナフ 【宛て行ふ・充て行ふ】 (動ハ四) (1) 任務などを割りあてる。「反別に兵粮米を―・ふべきよし申されけり/平家 12」 (2) その事のために用いる。「軍勢の兵粮料所に―・ひしに依て/太平記 33」 (3) 所領・禄物などを与える。「衣裳をさへこそ―・はしめ給へ/大鏡(藤氏物語)」
        うけ-が・う:    ―ガフ 【肯ふ】 (動ハ四) 承知する。引き受ける。「雀部いとやすく―・ひて/読本・雨月(浅茅が宿)」
        さる-が・う:    ―ガフ 【猿楽ふ】 (動ハ四) (「さるごう(猿楽)」を活用させた語) 滑稽なことを言う。ふざける。「男などのうち―・ひものよくいふが来たるを/枕草子 140」
        しろ-が・う:    ―ガフ 【代替ふ】 (動ハ下二) 物を売って金にかえる。しろなす。「一衣をぬぎ小道具を売り―・へ/洒落本・蕩子筌枉解」
        あて:    【貴】 (1)身分や家柄が高く貴いさま。高貴だ。 「―なるも賤しきも/竹取」 (2)上品である。優美だ。 「色はいよいよ白うなりて,―にをかしげなり/源氏(宿木)」 ; 【檔】 (1)反りやすく,もろい低質の木材。生長の偏りからおこる。陽疾(ヨウシツ)。 (2)センダン{(1)}の古名。梟首(キヨウシユ)の木とされた。 ; 【私】 〔「わて」の転〕 一人称。わたし。京
        あて-あて:     【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
        :    「か」の濁音の仮名。軟口蓋破裂音の有声子音と後舌の広母音とからなる音節。この音は現代共通語では,主として語頭に用いられ,語中・語尾では,その頭子音が軟口蓋鼻音となるのが一般である。これを鼻濁音の「が」といい,必要に応じ,「か(カ)」に半濁点「゜」を付けて示すことがある。 ; ※一※ (格助) 体言および体言に相当するものに付く。 (1)主格を表す。古語では従属節の主格表現にのみ使用され
        :    (1)五十音図ア行第三段の仮名。五十音図ワ行第三段の仮名としても重出。後舌の狭閉母音。 (2)平仮名「う」は「宇」の草体。片仮名「ウ」は「宇」の冠。 ; 【兎】 「うさぎ」の古い言い方。 →うの毛 ; 【ウ】 〔ウラ(裏)の略〕 和装本・唐本などで,その丁の裏の面であることを表す符号。「三ウ(三丁の裏)」のように普通,片仮名で書く。 ⇔オ ; 【鵜】 ペリカン目ウ科の
        あてあて:    【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。 「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
        あてあてし:    【当て当てし】 あてつけがましい。 「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
        あてあて・し:     【当て当てし】 (形シク) あてつけがましい。「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
        う・う:     【飢う・餓う・饑う】 (動ワ下二) うえる
        あてい:    【阿弟】 弟を親しんでいう語。
        あてぎ:    【当て木】 物に当て添える木。添え木。
        あてじ:    【当て字・宛て字】 漢字の本来の意味とは関係なくその音や訓を借りてあてはめた漢字のうち,その語の表記法として慣用のできたもの。また,そのような用字法。「目出度(メデタ)い」「野暮(ヤボ)」「呉呉(クレグレ)」の類。借字。

隣接する単語

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