あて-なし 意味

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    【当て無し】

    めあてがないこと。「されども―に苦労はできぬもの/われから(一葉)」

関連用語

        あてなし:    【当て無し】 めあてがないこと。 「されども―に苦労はできぬもの/われから(一葉)」
        あて:    【貴】 (1)身分や家柄が高く貴いさま。高貴だ。 「―なるも賤しきも/竹取」 (2)上品である。優美だ。 「色はいよいよ白うなりて,―にをかしげなり/源氏(宿木)」 ; 【檔】 (1)反りやすく,もろい低質の木材。生長の偏りからおこる。陽疾(ヨウシツ)。 (2)センダン{(1)}の古名。梟首(キヨウシユ)の木とされた。 ; 【私】 〔「わて」の転〕 一人称。わたし。京
        あて-あて:     【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
        なし:    【生し】 〔動詞「なす(生)」の連用形から〕 産むこと。 「父母が―のまにまに/万葉 1804」 ; 【成し・為し】 〔動詞「なす(成)」の連用形から〕 そうすること。せい。 「目も鼻もなほし,とおぼゆるは心の―にやあらむ/源氏(総角)」 ; 【無し】 〔文語形容詞「なし」の終止形から〕 (1)存在しないこと。ないこと。無(ム)。 「今までのことは―にしよう」
        あてあて:    【当て当て・宛て宛て】 それぞれに割り当てること。 「―に奉り給へれば/宇津保(俊蔭)」
        あてあてし:    【当て当てし】 あてつけがましい。 「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
        あてあて・し:     【当て当てし】 (形シク) あてつけがましい。「人間の命は何とて救ひましまさぬぞ,―・しく申せば/浮世草子・諸艶大鑑 6」
        あてい:    【阿弟】 弟を親しんでいう語。
        あてぎ:    【当て木】 物に当て添える木。添え木。
        あてじ:    【当て字・宛て字】 漢字の本来の意味とは関係なくその音や訓を借りてあてはめた漢字のうち,その語の表記法として慣用のできたもの。また,そのような用字法。「目出度(メデタ)い」「野暮(ヤボ)」「呉呉(クレグレ)」の類。借字。
        あてど:    【当て所】 〔(2)が原義〕 (1)めあてとする所,またはもの。心あたり。あて。 「―(も)なくさまよう」 (2)あてる所。あてるべき所。 「太刀の―少しさがりたりければ/保元(中)」
        あてな:    【宛て名】 郵便物や書類などに書く先方の名前。または,住所・氏名。
        あてぶ:    【貴ぶ】 上品ぶる。 「若き君だちとて,すきずきしく―・びてもおはしまさず/源氏(東屋)」
        あてみ:    【当て身】 柔道で,こぶし・ひじ・つま先などで相手の急所を突き,または打って相手を制する技。乱取りや試合では禁止されている。当て身技。当て技。当て。
        あてる:    【当てる・中てる・充てる・宛てる】 (1)物を移動させて,他の物に勢いよく触れるようにする。ぶつける。《当》「ボールを打者の頭に―・ててしまう」「馬に鞭(ムチ)を―・てる」 (2)めざした地点に物を届かせる。命中させる。《当・中》「矢を的に―・てる」 (3)光・雨・風などの作用を受けさせる。《当》「鉢植えの花は時々日光に―・てなさい」「風に―・てて乾かす」 (4)物や体の一部を他の物に

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