あなかがり 意味
- 【穴縢り】
ボタン・ひもなどを通す穴がほつれないように縁をかがり縫うこと。
関連用語
あな-かがり: [3] 【穴縢り】 ボタン・ひもなどを通す穴がほつれないように縁をかがり縫うこと。
はなかがり: 【花篝】 夜桜に風趣を添えるために焚(タ)く篝火。﹝季﹞春。《―衰へつゝも人出かな/虚子》
かがり: 【篝】 (1)照明のために燃す火。かがり火。 (2)「篝籠(カガリカゴ)」に同じ。 (3)「篝屋(カガリヤ)」に同じ。 ; 【縢り】 (1)裁縫で,布の裁ち目がほつれぬように,糸で巻くようにして止めること。縢り縫い。絡(カラ)げ縫い。 (2)製本で,折り丁を糸で絡げて綴じる作業。糸綴じ。
あなかしこ: 〔「あな」は感動詞,「かしこ」は形容詞「かしこし」の語幹〕 (1)恐れ多いことですがの意で,書状の終わりにおく挨拶(アイサツ)の語。女性が用いる。古くは男女ともに用いた。 (2)ああ,もったいない。ああ,恐れ多い。 「―とて,箱に入れ給ひて/竹取」 (3)丁寧な呼びかけの語。恐れ入りますが。 「―,このわたりにわかむらさきやさぶらふ/紫式部日記」 (4)(下に禁止の語を伴い,副詞的
あなかま: 〔「かま」は「囂(カマ)し」の語幹か〕 ああ,やかましい。静かにしなさい,という意で人をとがめ制止するときの言葉。 「前にゐたる人は心得て笑ふを―とまねき制すれども/枕草子 3」 ――給え ああ,やかましい,静かになさい。 「―。大臣・公卿もしばし待て/源氏(玉鬘)」
あなかんむり: 【穴冠】 漢字の冠の一。「空」「究」などの「穴」の部分。
あかがり: 【皹・皸】 (1)あかぎれ。[日葡] (2)狂言。あかぎれを理由に主を背負って川を渡ることを拒んだ太郎冠者が,逆に背負われて川に振り落とされる。 ; 【赤狩(り)】 国家権力が共産主義者や社会主義者を検挙・追放などして弾圧すること。 →マッカーシズム
かがりかご: 【篝籠】 かがり火をたくのに使う鉄製のかご。かがり。
かがりび: 【篝火】 (1)「かがり{(1)}」に同じ。 (2)(江戸時代,吉原遊郭で)やりて婆の異名。 (3)源氏物語の巻名。第二七帖。
かがりぶね: 【篝船】 かがり火をたいて漁をする船。
かがりや: 【篝屋】 鎌倉時代,御家人役として京中警護に当たった在京武士の詰め所。
かがり火: 発砲; 火事; 炬火; 燎火; 砲火; 篝; たき火; 火; 焚き火; 炬; 射撃; 篝火; 大篝火; 門火; 庭火; 焚火; たいまつ
かがり針: かがる人
かがり-いかだ: [4] 【篝筏】 水面を照らすため,かがり火をたいて水に浮かべる1メートル四方ほどの板。
かがり-かご: [3] 【篝籠】 かがり火をたくのに使う鉄製のかご。かがり。