あぶだじごく 意味

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  • 【頞浮陀地獄】
    〔「頞浮陀」は梵語の音訳で,「もがさ(痘痕)」の意〕
    〔仏〕 八寒地獄の一。ここに落ちた者は冷寒のために体にもがさが生ずるとされる。

関連用語

        あぶだ-じごく:    ―ヂゴク [4] 【頞浮陀地獄】 (「頞浮陀」は梵語の音訳で,「もがさ(痘痕)」の意) (仏) 八寒地獄の一。ここに落ちた者は冷寒のために体にもがさが生ずるとされる。
        だじごく:    【堕地獄】 地獄に落ちること。
        じごく:    【地獄】 〔梵 naraka 奈落; niraya〕 (1)悪業をした者が死後苦報をうけると信じられている世界。 (2)〔仏〕 六道の最下位。閻魔(エンマ)が主宰し,死者の生前の罪を審判して,それに応じた責め苦を与える。八熱地獄・八寒地獄など一三六種の地獄がある。奈落。 ⇔極楽 (3)キリスト教で,神と神の言葉を拒む者が落とされる最も恐るべき運命または世界。 ⇔天国 (4)非常に
        おんなころしあぶらのじごく:    【女殺油地獄】 人形浄瑠璃,世話物の一。近松門左衛門作。1721年初演。大坂天満町の油商河内屋与兵衛が,放蕩(ホウトウ)して借金に責められ,豊島屋(テシマヤ)七左衛門の妻お吉に無心を言いかけたが,断られたので惨殺した事件を脚色したもの。
        ごくねつ-じごく:    ―ヂ― [5] 【極熱地獄】 (仏)「大焦熱地獄」に同じ。
        じごく-ごくらく:    ヂ― [0] 【地獄極楽】 地獄と極楽を,からくり仕掛けで見せる見世物。縁日などに,僧形の説明者が行なった。昭和初年まであった。
        あびじごく:    【阿鼻地獄】 ⇒阿鼻(アビ)
        あび-じごく:    ―ヂゴク [3] 【阿鼻地獄】 阿鼻
        ありじごく:    【蟻地獄】 (1)ウスバカゲロウの幼虫。体長約1センチメートル。乾いた土や砂にすり鉢状の穴を掘り,その底に隠れて落ち込んだアリなどを捕食する。すりばちむし。あとびさり。あとじさり。﹝季﹞夏。 (2){(1)}の作る穴。抜け出すことの困難な悪状況のたとえにもいう。 「―に落ちる」
        あり-じごく:    ―ヂゴク [3] 【蟻地獄】 (1) ウスバカゲロウの幼虫。体長約1センチメートル。乾いた土や砂にすり鉢状の穴を掘り,その底に隠れて落ち込んだアリなどを捕食する。すりばちむし。あとびさり。あとじさり。 [季] 夏。 (2) { (1) }の作る穴。抜け出すことの困難な悪状況のたとえにもいう。「―に落ちる」
        いきじごく:    【生き地獄】 生きながら味わう地獄のような苦しみ。悲惨なありさま。 「この世の―」
        いき-じごく:    ―ヂゴク [3] 【生き地獄】 生きながら味わう地獄のような苦しみ。悲惨なありさま。「この世の―」
        かんく-じごく:    クワンクヂゴク [4] 【灌口地獄】 仏教で,飲酒戒を破った者が死後におちるという地獄。絶えず口に水をそそぎこまれるという。
        ぐれん-じごく:    ―ヂ― [4] 【紅蓮地獄】 (「鉢特摩(ハドマ)地獄」の意訳) (仏) 八寒地獄の第七。ここに落ちた者は,寒さのために皮膚が裂けて血が流れ,紅色の蓮(ハス)の花のようになるという。
        こどく-じごく:    ―ヂ― [4] 【孤独地獄】 (仏) 地獄の一。現世の,山野・空中・樹下などに孤立して存在する地獄。孤地獄。

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