あまごろも 意味
- 【天衣】
天人の着る衣。あまの羽衣。
「―撫(ナ)づる千年のいはほをも/古今六帖 2」
- 【雨衣】
※一※ (名)
「あまぎぬ」に同じ。
※二※ (枕詞)
「田蓑(タミノ)の島」などにかかる。
「―田蓑の島に鶴(タズ)鳴きわたる/古今(雑上)」
- たまごろも: 【玉衣・珠衣】 (1)「たまぎぬ(玉衣)」に同じ。 (2)〔「法華経」中に「酔った友の衣のうらに珠を縫い込み与えたが衣の持ち主は知らずに,貧乏のまま過ごした」という話があり,仏性もその玉のようなものだと比喩されている〕 裏に珠を縫い込んだ衣。 「―身を離れずと聞けどなほ光見ねばやありとしもなき/夫木 34」
- あま-ごろも: 【雨衣】■一■ (名)「あまぎぬ」に同じ。■二■ (枕詞)「田蓑(タミノ)の島」などにかかる。「―田蓑の島に鶴(タズ)鳴きわたる/古今(雑上)」
- あまの-はごろも: 【天の羽衣】(1)天人が着て,空を駆けめぐるという衣。「天人の中に持たせたる箱あり。―入れり/竹取」(2)天皇が大嘗祭(ダイジヨウサイ)・新嘗祭(シンジヨウサイ)などで沐浴(モクヨク)する時に身につける「湯かたびら」の称。[江家次第]