あまてる 意味
- 【天照る】
天にあって輝く。空で照る。
「ひさかたの―・る月は神代にか/万葉 1080」
例文
- 『延喜式』では自然神として神社などに祀られた場合の「天照」は「あまてる」と称されている。
- 新屋坐天照御魂神社(にいやにますあまてるみたまじんじゃ)は、大阪府茨木市にある神社である。
- 木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)は京都市右京区太秦にある神社である。
- 『古事記』に天火明命、『日本書紀』に火明命、天照国照彦火明命、また『先代旧事本紀』には天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやのみこと)と記されている。
- 『先代旧事本紀』では、「天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊」(あまてる くにてるひこ あまのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)といいアメノオシホミミの子でニニギの兄である天火明命(アメノホアカリ)と同一の神であるとしている。
関連用語
あまてるや: 【天照るや】 「日」にかかる。 「―日の異(ケ)に干し/万葉 3886」
あまてる-かみ: 【天照神】 天照大神(アマテラスオオミカミ)の別名。
あまてる-や: 【天照るや】 (枕詞) 「日」にかかる。「―日の異(ケ)に干し/万葉 3886」
あまてるかみ: 【天照神】 天照大神(アマテラスオオミカミ)の別名。
あまてらす: 【天照らす】 〔「す」は尊敬の助動詞〕 (1)天に照り輝いておいでになる。 「―す神の御代より/万葉 4125」 (2)天下をお治めになる。 「平けく安らけく―し治めきこしめす故は/三代実録(天慶四宣命)」
あま-の-まてがた: 【海人のまてがた】 海人が干潟でマテ貝を取る意とも,海人が製塩のため,両手・両肩を用いて潮水を汲(ク)み入れる意ともいう。「いとまなみ」「かき集(ツ)む」「待て」などの前におかれる語。「伊勢の海の―暇(イトマ)なみ/後撰(恋五)」 まてがた
あまのまてがた: 【海人のまてがた】 海人が干潟でマテ貝を取る意とも,海人が製塩のため,両手・両肩を用いて潮水を汲(ク)み入れる意ともいう。 「いとまなみ」「かき集(ツ)む」「待て」などの前におかれる語。「伊勢の海の―暇(イトマ)なみ/後撰(恋五)」 →まてがた
まて: 【真手・全手】 両手。左右の手。 「御手洗(ミタラシ)に若菜濯ぎて宮人の―に捧げて御戸開くめる/山家(百首)」 ; 【馬蛤・馬刀・蟶】 マテガイの別名。﹝季﹞春。 ; 実直なさま。律儀なさま。まてい。 「田植歌―なる顔の歌ひ出し(重行)/続猿蓑」
あまてらすおおみかみ: 【天照大神・天照大御神】 記紀神話の神。女神。伊弉諾尊(イザナキノミコト)の子。太陽の神格化。皇室の祖神。伊勢の皇大神宮に主神としてまつられる。天照神(アマテルカミ)。大日孁尊(オオヒルメノミコト)。大日孁貴(オオヒルメノムチ)。
あまてらす-おおみかみ: ―オホミカミ 【天照大神・天照大御神】 記紀神話の神。女神。伊弉諾尊(イザナキノミコト)の子。太陽の神格化。皇室の祖神。伊勢の皇大神宮に主神としてまつられる。天照神(アマテルカミ)。大日孁尊(オオヒルメノミコト)。大日孁貴(オオヒルメノムチ)。
はまて: 【浜手】 浜の方。浜べ。
まてき: 【魔笛】 〔原題 (ドイツ) Die Zauberflöte〕 モーツァルト作曲のオペラ。二幕。1791年初演。ドイツ-オペラの出発点となった作品。 ; 【魔笛】 魔力をもった笛。魔法の笛。
まてん: 【魔天】 〔仏〕 悪魔の天神。普通,欲界の頂上におり,他化(タケ)自在天をいう。
まて-がい: ―ガヒ [2] 【馬蛤貝・馬刀貝・蟶貝】 海産の二枚貝。殻長約12センチメートル。殻高約1.6センチメートル。殻は薄く,細長い円筒状。殻表は淡黄色の光沢ある殻皮におおわれる。砂泥底に垂直にもぐって住むが,穴の中に食塩を入れると飛び出す習性を利用して採集する。肉は美味。北海道南部以南の沿岸に分布。カミソリガイ。マテ。
まて-がた: 両方の手と両方の肩。一説に,馬蛤貝(マテガイ)が砂にもぐった跡とも。「―にあまのかきつむ藻塩草煙はいかに立ちぬとや聞く/夫木 35」 海人のまてがた