あまのはら 意味
- 【天の原】
(1)大空。
「―雲なき夕(ヨイ)に/万葉 1712」
(2)天つ神のいる世界。天上界。
「天皇(スメロキ)の敷きます国と―石門(イワト)を開き神上り上りいましぬ/万葉 167」
例文
- なお、阿倍仲麻呂の和歌「あまのはらふりさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも」の「三笠の山」はこの山のことではない。
- 主人公である天乃原周(あまのはらあまね)が、物語の舞台である城翠大学(じょうすいだいがく)で一人の魔術師と出会い様々な事件に巻き込まれていく。
- 更には、彼女達の居る天乃原女学院とは、旅順要塞攻略の為の決戦兵器・浮遊戦艦『天乃原』(あまのはら)でもあったのだ(ちなみに、天乃原の外観は敷島型戦艦の後期型にマストを追加したような形である)。
関連用語
あまの-はら: 【天の原】 (1) 大空。「―雲なき夕(ヨイ)に/万葉 1712」 (2) 天つ神のいる世界。天上界。「天皇(スメロキ)の敷きます国と―石門(イワト)を開き神上り上りいましぬ/万葉 167」
たかまのはら: 【高天原】 (1)日本神話の天上界。古事記神話で,八百万(ヤオヨロズ)の神々がいるという天上界。天照大神が支配し,「根の堅州(カタス)国」「葦原の中つ国」に対する。たかまがはら。 (2)天上。大空。 「曇なく―に出でし月/風雅(賀)」
あまのはぐるま: 【天の羽車】 祭神の遷座などの時,神霊を納め奉る輿(コシ)・車。「旧事紀」にみられる大己貴神(オオアナムチノカミ)の故事に基づくという。
あまのはごろも: 【天の羽衣】 (1)天人が着て,空を駆けめぐるという衣。 「天人の中に持たせたる箱あり。―入れり/竹取」 (2)天皇が大嘗祭(ダイジヨウサイ)・新嘗祭(シンジヨウサイ)などで沐浴(モクヨク)する時に身につける「湯かたびら」の称。[江家次第]
あまのはしだて: 【天橋立】 京都府北部,宮津湾にある砂嘴(サシ)。全長3.3キロメートル。白砂青松の景勝地で,松島・宮島とともに日本三景の一。北岸の成相山(ナリアイサン)・傘松公園からの眺望はことによい。((歌枕))「大江山いくのの道のとほければまだふみも見ず―/金葉(雑上)」
おかまのはらい: 【御竈の祓】 正月・五月・九月の三回,竈神(カマドガミ)をまつり,祓いをすること。かまどはらい。荒神祓(コウジンバラ)い。
あまの: 【天野】 大阪府河内長野市の地名。金剛寺(通称,女人高野)がある。 ; 【天野】 姓氏の一。 ; 【天の】 天にある。天の。天上界に所属する。 →あめの
のはら: 【野原】 人家のない,草などの生えた広い平地。野。のっぱら。
ごまのはい: 【護摩の灰・胡麻の灰】 旅人を脅したり,だましたりして金品をまき上げる者。もと,高野聖(コウヤヒジリ)のいで立ちで,有り難い護摩の灰と称して押し売りをした者のあったことからの名という。 〔「胡麻の蠅」とも書く〕
ごまのはえ: 【胡麻の蠅】 ⇒護摩(ゴマ)の灰
ごまのは-ぐさ: [4] 【胡麻の葉草】 ゴマノハグサ科の多年草。原野に自生。茎は高さ1.5メートルに達する。葉は長卵形でゴマの葉に似る。夏,茎頂に黄緑色のつぼ形の小花が,細長い円錐花序につく。漢方で根を解熱薬として用いる。
たまのはだ: 【玉の肌・玉の膚】 玉のようにきれいな肌。主に若い女性の,美しい色つやのよい皮膚をほめていう。たまのはだえ。たまはだ。
やまのは: 【山の端】 山の稜線。
やまのはな: 【山の鼻・山の端】 山の稜線のつき出た部分。やまばな。
あまのうみ: 【天の海】 「あめのうみ(天の海)」に同じ。