あまの-ひつぎ 意味
- 【天の日嗣】
「あまつひつぎ」に同じ。「天皇(スメロキ)の―と継ぎて来る君の御代御代/万葉 4465」
関連用語
あまのひつぎ: 【天の日嗣】 「あまつひつぎ」に同じ。 「天皇(スメロキ)の―と継ぎて来る君の御代御代/万葉 4465」
あまつ-ひつぎ: 【天つ日嗣】 皇位の継承。また,皇位。あまのひつぎ。「天つ神の御子の―/古事記(上訓)」
あまつひつぎ: 【天つ日嗣】 皇位の継承。また,皇位。あまのひつぎ。 「天つ神の御子の―/古事記(上訓)」
ひつぎ: 【日次】 (1)日ごと。毎日。 「露しげき岡の朝けに刈る草の―に袖を濡らすころかな/現存六帖」 (2)毎日たてまつる貢ぎ物。 「朝まだききりふの岡に立つ雉は千代の―のはじめなりけり/拾遺(賀)」 (3)日がら。その日の吉凶。 「なほ今日渡り給へ。―もあしければ/成尋母集」 ; 【火継】 出雲国造(イズモノクニノミヤツコ)家で,新しく国造職を継ぐとき,家宝の火燧臼(ヒキリウス
あまの: 【天野】 大阪府河内長野市の地名。金剛寺(通称,女人高野)がある。 ; 【天野】 姓氏の一。 ; 【天の】 天にある。天の。天上界に所属する。 →あめの
こひつぎれ: 【古筆切】 古筆の,断簡になったもの。古来,手鑑(テカガミ)や幅(フク)・茶掛けにするために,古筆を切断したものが多い。
ひつぎ-の-みこ: 【日嗣の御子】 皇太子の尊称。
あまのうみ: 【天の海】 「あめのうみ(天の海)」に同じ。
あまのがわ: 【天之川】 大阪府枚方(ヒラカタ)市にあった禁野の地名。付近を天野川(淀川の支流)が流れる。((歌枕)) ; 【天の川・天の河】 銀河系内の無数の恒星が天球の大円に沿って帯状に見えるのを川に見立てたもの。七月七日の七夕の夜,牽牛(ケンギユウ)と織女がこの川を渡って年に一度会うという。﹝季﹞秋。《荒海や佐渡に横たふ―/芭蕉》 →銀河(1)
あまのざけ: 【天野酒】 中世,大阪府河内長野市の天野山金剛寺で造った酒。品質の良いことで有名であった。
あまのだる: 【天野樽】 天野酒を入れる樽。現在の祝儀に用いる柄樽(エダル)に同じ。
あまのと: 【天の戸・天の門】 (1)天の岩屋の戸。 「ひさかたの―開き/万葉 4465」 (2)天の川の河門(カワト)。 「織女(タナバタ)の―わたる今宵さへ/後撰(秋上)」
あまのはら: 【天の原】 (1)大空。 「―雲なき夕(ヨイ)に/万葉 1712」 (2)天つ神のいる世界。天上界。 「天皇(スメロキ)の敷きます国と―石門(イワト)を開き神上り上りいましぬ/万葉 167」
あまのり: 【甘海苔】 紅藻類ウシケノリ目の海藻。体は薄い葉状で,紅紫色・黒紫色など。アサクサノリ・スサビノリ・マルバアマノリなどの種があり,古くから食用にされる。
あまの-いのち: 【天の命】 天から授かった命。天命。「鼠ワ―ヲ助カッテ/天草本伊曾保」